2015年11月30日

水木しげる死去


今日は空港で仕事をしておりました。

空港の待合室にはテレビがあります。そこから流れてくる音を聞きながら「あぁ、世の中ではこんな事件が起きてるんだな…」ぐらいに思ってるのですが、今日は

「漫画家の水木しげるさんが都内の病院で亡くなりました」

という音声が耳にピーンと響いて「ウソだろ…」と、思わず作業をしている手が止まりました。

「妖怪は死なない」と、思っていただけにショックです。

私は昭和っ子ですので当然「ゲゲゲの鬼太郎」「悪魔くん」などを小学生の頃から夢中になって読んでたクチです。

子供の頃はまだ見ぬ「妖怪の世界」を、恐い気持ち半分、憧れの気持ち半分で、ドキドキしながら漫画を読み、アニメを観ていましたが、大人になってからは、水木センセイの描く「妖怪達」が、人間以上に人間臭く思えて「これは人間世界を裏返したものをリアルに描いた漫画ですなぁ、水木センセイ…」と、感心しきりで読んでいたものです。



アチラの妖怪の世界で楽しく過ごしていらっしゃるものと思います、ご冥福をお祈りします。





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2015年11月29日

配達中に聴くブルース

151129_105635.jpg昨晩は「愚弁」ライヴ

演奏側としても観客としても凄まじいエネルギーを消費したので、仕事のこととか全然考えられまっしぇん(笑)

アタシは朝起きて「さて、今日の配達中に聴く音楽は何にしようか」と思うんですが、今日はもう全然頭回んなかったので、無意識で選んでたCDはレッドベリーでした。

これ、国会図書館用に大量の録音を残しているレッドベリーにしては珍しい商業録音(しかも大メジャーのRCA♪)なんですねー。

内容も流石にメジャーだけあって豪華です。何とほとんどの曲にコーラス隊が付いています。

弾き語り作品ではポップな中にどこかおおらかな狂気みたいなもんを感じさせるレッドベリーですが、このアルバムでは素直に「唄う喜び」を体現させてくれるレッドベリーが聴けます、ええ、楽しい楽しいアルバムなんです♪

このCDは10代のころに買った、持っている中では多分4番目ぐらいに古いCDですよ。

無意識がアタシの「源流」を掴んでたんですねぇ。

いつか再発されたらレビュー書きたいと思います。
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2015年11月28日

ディスチャージ Why


1.jpg

DISCHARGE/Why
(Castle)

はい、G.B.H.といえばUKハードコアのもう一方の雄、ディスチャージを紹介しなくてはならないでしょう。

アタシのハードコア体験はG.B.H.、デッド・ケネディーズときてディスチャージだったのですが、実はUKハードコアの本家本元、絶対的なオリジネイターといえばディスチャージであります。

・・・っていうのを、G.B.H.聴いて「きゃー!ハードコアすげー!!やべー!!かっけーーー!!!」となって、しばらく経ってから気付いたんですね(ホントに「ほら、お前のそうゆうところよ!」というところなんです、アンポンタンなんですよ、はいィ・・・)。

で、ディスチャージです。

結成は1977年であり、丁度イギリスはパンク・ムーヴメント真っ盛りの時に活動を始めていますので、年代的には「オリジナル・パンク」の連中と同年代です。

しかし、その過激でメタリック、特徴を挙げるならよりハイゲインに歪ませたギターの攻撃的なサウンドと、高速ビートに乗って絶叫する歌唱で一気に突っ走る音楽性は、明らかにパンクロックの”進化系”でありました。

音楽的にはロックンロールというよりも、ブラック・サバス等のハードロックから受けた影響(重々しいリフ等)をより無駄を省いてシンプル化させ、加速させたものがディスチャージの「ハードコア」と言って良いかも知れません。

実際に彼らは80年代後半にはヘヴィ・メタル色の強いアルバムを作っていますし(不評ですが・・・)、スレイヤーが「サウンド的に影響を受けたバンド」として彼らの名を出しているように、このサウンドがどんどん加速していった先にはあの”スラッシュ・メタル”があることを予感させるものであります。

速さや曲展開、怒号のようなヴォーカルをマシンガンのように繰り出して聴く人の神経をひたすら「煽る」という意味では、ディスチャージとG.B.H.の音楽性は非常に似ております。

が、、ディスチャージのサウンドはどこか深刻で、独特の狂気とダークな質感を感じさせ、更に歌詞も徹底した「反戦」「反権力」「反商業主義」という強力なメッセージを聴き手に尽き付けるもので「とにかくデカい音でバカになって暴れようぜ」という、どこかカラッとした味わいのあるG.B.H.とは、同じ時代のUKハードコアなのにどこか正反対のベクトルを感じます。

さてさて、そんなアタシが高校の頃に初めて購入したのが、1981年にリリースされた彼らの記念すべきデビュー作「Why」なんですが、コレも事前に「このアルバムが名盤」とかそんな情報は余り知らないまんま、何となく「ジャケがヤバい」という少々アレな理由だけで購入したんですが、コレもまた「最初に買ったのがコレで良かった」と、今でも思えるハードコアの金字塔的な名盤、つうかG.B.H.同様「うぉぉおおおお!コレこそがオレが求めてたパンクなんだよぉおおおおぉ!!」と、そりゃもう夢中になれるぐらいに「速くて過激で暴力性の高い曲だけ!」なアルバムでした。




【収録曲】
1.Visions Of War
2.Does This System Work
3.A Look At Tomorrow
4.Why
5.Maimed And Slaughtered
6.Mania For Conquest
7.Ain't No Feeble Bastard
8.Is This To Be
9.Massacre Of Innocence (Air Attack)
10.Why (Reprise)
11.Realities Of War
12.They Declare It
13.But After The Gig
14.Society's Victim
15.Fight Back
16.War's No Fairytale
17.Always Restrictions
18.You Take Part In Creating The System
19.Religion Instigates
20.Decontrol
21.It's No T.V.Sketch
22.Tomorrow Belongs To Us
23.Maimed And Slaughtered (Live ? Apocalypse Punk Tour 1981)
24.Decontrol (Live ? Apocalypse Punk Tour 1981)


ジャケットは戦争で犠牲になった(空襲を受けた)民間人の・・・ちょっとショッキングなモノクロ写真であります。

でもこれこそが彼らがレコードを世に出すにあたって、一番社会に投げ付けたかったメッセージなんですね。

で、楽曲は、ほとんどの曲が2分ありません(!)曲によっては1分ちょっとで「ズドドドー!!・・・ダン!!」と終わってしまう曲ばかりで、これまた潔いんですが、でもどの曲も一緒に聞こえない。

ちゃんと短い展開の中に構成が綿密に練られていて、特にギター・リフに関しては曲毎にキチンと印象に残るフレーズを「ザクッ!」と脳裏に撃ち込んでくるのがディスチャージの凄いところ。

このヒトたちは単なる不良じゃなくて、単純な暴徒でもなくて、実は物凄く知的水準の高いテロリストだなぁと思います。もちろん音楽性はさっきも言ったように「無駄ナシ、理屈ナシ、加速勝負」の実に分かりやすいストレートな凶悪ロック。だからこそ余計に底知れぬ「狂気」を感じるんですよね。

オリジナル・アナログ盤は全10曲、15分を一気に全力疾走するアルバムでしたが、CD化に際しては怒涛のボーナス・トラックがタップリ入ってます。

全23曲、それでもトータル「30分ちょい」です。うん、これぞハードコア。



(狂気ですよ、これ狂気・・・)


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2015年11月27日

G.B.H.City Baby Attacked By Rats

1.jpg

G.B.H.City Baby Attacked By Rats

(Captain Oi!)

実のところを言いますと、中坊の頃勢いで「パンク」というワードに「おぉぉぉおぉお!!」ときて、セックス・ピストルズクラッシュ、ダムドなどなど、いわゆるUKの「オリジナル・パンク」を聴いてはみたものの、頭のワルい中学生に、いきなり洋楽が耳にスイスイ入ってきて「おぉおぉぉおお!!」となるわけがなく、ただ「お、音楽的には意外とちゃんとしてるべな・・・」と、無理矢理納得するしかなかったんです。

とにかく十代の頃というのは「速くて過激な音楽」というものをひたすら求めておりました。

それとほら、なんぼ「パンクは思想じゃい!」と、突っ張ってみせても、どこかこう「パンクな(見てくれの)スタイル」への憧れみたいなものは捨てきれず、中学の頃は一人悶々としておったわけです。

アタシの友達は「宝島」とか「バンドやろうぜ」といった雑誌達でした。

雑誌にはよく「パンクファッション」が載っておりました。

それはモヒカンに刈り上げた髪の毛を金髪かピンクだかに染めて勢い良く”ツンツン”にして逆立たせ、鋲のいっぱい付いた革ジャンにズタボロのジーンズに厚底のロンドンブーツに身を固めた「パンクな(格好の)おにーさん達がいっぱい写っておって「いいな〜・・・」と、淡く憧れておったわけです。

ところが!

ところがですよ。

この「モヒカンに革ジャン」という典型的な、それこそ音楽とは全く関係ない漫画とかでもパロディっぽく使われているパンクファッションを、実はその頃聴いてたオリジナルパンクス達に見出すことはなかったんです。

そんなある日「パンクより速くて激しい音楽で、ハードコアというのがある」という情報と共に、いくつかのバンドの写真が雑誌に載っておりました。

「うぉう!ハードコアって何それカッコイイ」

と、よく分かりもせんままに写真と活字を夢中で眺めていたら、ようやく「あのパンクな格好のバンド」に巡り会うことが出来たんです。

はいドン!

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うわぁ何このバンド素敵!!

とときめいた中3の夏

このバンドこそがG.B.H.

70年代後半にオリジナル・パンクス達が切り拓いた「パンク」という音楽に、更なる激しさとスピードを加え「モヒカンに革ジャン」というファッション・スタイルの雛形を作った、UKハードコアの雄とアタシとの出会いでありました。

で、何が何だかよー分かりもせんままに自転車に乗って街に行き「シティ・ベイビーの逆襲」なるCDを、お小遣い貰ってソッコーで買いました。


このアルバムこそが1982年にリリースされた、G.B.H.の記念すべきファースト・アルバムと知ったのは、大分後になってからの話・・・。



【収録曲】
1.Time Bomb
2.Sick Boy
3.Wardogs
4.Slut
5.Maniac
6.Gunned Down
7.I Am The Hunted
8.City Baby Attacked By Rats
9.The Prayer Of A Realist
10.Passenger On The Menu
11.Heavy Discipline
12.Boston Babies
13.Bellend Bop
14.No Survivors
15.Self Destruct
16.Big Women
17.Am I Dead Yet?
18.Slit Your Own Throat
19.Sick Boy (Single Version)


「ズドドドドド!ダダダダダダ!」と打ち鳴らされる高速ドラムのビートと、ギャンギャンやかましくコード弾きを延々掻き鳴らすギター、そして最初っから最後まで、ひたすらがなり続けているヴォーカル。

「あぁコレがパンク!何か、イメージしてたパンクの音って正にコレ!!」

と、狂喜しました。

G.B.H.の音楽、一言で言えば「勢い」

歌詞も一応は社会への不満とか、そういうことへのアンチテーゼを含んではいますが、そんなに深刻ではなく(そっち方面の担当は、アタシの中では同時期に出会ったデッド・ケネディーズでしたよ)政治的な臭いもぜんっぜんなく、要はただ暴れたい、がなりたい、突っ走りたいというエネルギー”だけ”で音楽やっているよーな潔さが、そん時の自分の感情にピッタリフィットして「うぉうハードコアってサイコー♪」になりました。

その後セカンド、サードと段々キャッチーさが出てきたり、音もより鋭角になってきたり、メタル色の濃いアルバムを出したりもするんですが、この人らのサウンドと姿勢は基本的にずーっと変わらんと思います。

今でも金髪おっ立てて「ズダダダ!ズドドドドド!」な音で現役パンクス貫いているG.B.H.やっぱりカッコイイです。





(デビュー時)



(これは最近)


カッコイイ♪

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2015年11月26日

チャールス・ミンガス 5ミンガス

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チャールス・ミンガス/5ミンガス

(Impulse!/ユニバーサル)

さて、本日ご紹介いたしますのは「黒い聖者と罪ある女」で「うわー、ミンガスってやべー、かっけー!」とまんまとなったアタシが「今度こそ”ドルフィー入りのミンガス”を聴きたい!!」という思いで購入した2枚目のアルバム「ファイヴ・ミンガス」であります。

原題は「MINGUS,MINGUS,MINGUS,MINGUS,MINGUS,」なのですが、長いですよね。

以下にミンガスが偉大なアーティストで、すこぶるつきにかっこいいベーシストであっても5回も名前言われると・・・

「ミンガス」

「ウイッス!」

「ミンガス」

「あ・・・はい」

「ミンガス」

「お、おぅ・・・」

「ミンガス」

「わかったわ!」

「ミンガス」

「もうええわ!!」


と、今のアタシでもなってしまいます。恐らくは全国のジャズファン、ミンガスファンの皆様もおんなじよーな気持ちだと思いますので、発売からほどなくして付いた通称の方がよく知られておる、というアルバムなんですが、いや、中身を聴いてみますれば、これは確かにある意味で当時最も「ミンガスらしいアルバム」というぐらいに、そのブルージーで、やさぐれで、かつ繊細で洗練もされた彼流の”ジャズ”が、凄まじい濃度で展開されているアルバムなんです。


アタシ個人にとってはフェイバリットであり「コレはもう一生モノだな」と思うのは、意外な幽玄美に彩られた「黒い聖者と罪ある女」ではあるんですが、もしお客さんかミンガス聴いたことない人に

「ミンガスのアルバムで何かオススメないですか?ライヴ盤以外で」

と聴かれたら、この「5ミンガス」を、かなりの高確率でオススメしたいと思ってはおります。

何つったってセレクトした楽曲の「静と動のバランス」が絶妙だし、「ミンガスといえば」の名曲「ハイチ人の戦闘の歌」(本作では1曲目に「II B.S.」として収録)と、あのジェフ・ベックもカヴァーした、泣ける名曲「グッドバイ・ポークパイ・ハット」(本作では6曲目「レスター・ヤングのテーマ」として収録)、ミンガスが心底敬愛するデューク・エリントンの代表曲のひとつ「ムード・インディゴ」など、選曲の妙もあります。

そして「ミンガスといえば」の最強リズム・セクションであるダニー・リッチモンドとジャッキー・バイアードがガッツリと土台を固めた”自在に躍動するリズム”のトラックと、堅実派ドラマーのウォルター・パーキンスがまた味のあるプレイでミンガスを盛り上げているトラックとの「聴き比べ」もできるし、ホーン・セクションも「黒い聖者〜」でも大活躍だったチャーリー・マリアーノ、ジェローム・リチャードソンの2サックスに加えて、超個性派のエリック・ドルフィーにブッカー・アーヴィンが実にいいし、ミンガスの重厚なサウンドに欠かせない「トロンボーンとチューバ」も、編成の中で活き活きと躍動しておりますし・・・と、いいところを上げればキリがないぐらいなんですね。

あ「ミンガスまだ聴いたことない、ジャズもあんまよくわからん」て人は、メンバー解説のところはすっ飛ばして読んで結構です。

これこそは「百聞は一見にしかず」であり、とにかく1曲目のイントロからズ太く走るミンガスのベース、そこに折り重なるオーケストラ・サウンドのド迫力、ソロイスト達の「クセ」が嫌味なくゴキゲンにブリブリ言ってるのを聴いて「あぁ、いいわあ・・・」と、誰しもがなれるとアタシは思っておりますから(んで、最初に聴いた衝撃と刺激が冷めてきたところでバラード・ナンバーが後からジワジワ沁みてきますから)。





【パーソネル】
チャールス・ミンガス(b)
エディ・プレストン (tp@CEF)
ロルフ・エリクソン(tp,ABD)
リチャード・ウィリアムズ(tp)
ブリット・ウッドマン(tb,@CEF)
クエンティン・ジャクソン(tb,ABD)
ドン・バターフィールド(tuba)
ジェローム・リチャードソン(ss,bs,fl)
ディック・ハファー(ts,cl,fl)
ブッカー・アーヴィン(ts@CEF)
エリック・ドルフィー(as,bcl,fl@CEF)
チャーリー・マリアーノ(as,ABD)
ジャッキー・バイアード(p)
ジェイ・ベルリン(g,ABD)
ウォルター・パーキンス(ds,@CE〜G)
ダニー・リッチモンド(ds,ABD)

【収録曲】
1.U B.S.
2.IX ラヴ
3.セリア
4.ムード・インディゴ
5.ベター・ゲット・ヒット・イン・ヨ・ソウル
6.レスター・ヤングのテーマ
7.ホラ・デクビタス


で、アタシの個人的な「何でミンガス2枚目をこのアルバムにしたか?」っつうことなんですが、ひとつはやっぱりサイドマンでエリック・ドルフィーが参加しているヤツが聴きたい!という気持ちが凄くあったというのと、その時(ジャズ聴き始めのとき)に、後期コルトレーン、アルバート・アイラー、アーチー・シェップと聴いてきて”ハズレ”がなかった「Impulse!」というレーベルの、何といいますか硬派なジャズ魂みたいなのに惚れてしまっていたので「インパルスなら間違いなかろう」という絶対的な信頼があったからです(その後も今までずっとImpulse!とアタシとの”男同士の信頼関係”は不変のまま続いております、カッコイイんだってインパルスってレーベルは♪

で「ドルフィーさぁこい!アグレッシブでエキセントリックでホピホピなソロでこのミンガスの重厚な世界に斬り込んだれ!」と思ってずーっと聴いていたのですが、実はドルフィーのドルフィーらしいソロが聴けるのはラストのFのみで、これはもう期待通りのキレッキレなんですが、他の曲はミンガスの「男ブルースと大人の官能美」がメイン。

「あれれ?ドルフィーこれで終わり?」とは思ったものの、やっぱりここでもドルフィー云々はカンケーなく「ミンガスはミンガスでカッコイイ、しかも圧倒的に」なので、不満はありませんでした。

むしろこのアルバムの、特に「U B.S.」でミンガスの「本領発揮の荒ぶる魂の燃焼」を衝撃と共に堪能することが出来て、ここでその後「もうたまんなく好きぃ♪」になるブッカー・アーヴィンというコテコテのアクのかたまりのよーなテナーマンと運命の出会いを果たして、ジャズの世界の更なる深淵に引きずり込まれたので、やっぱり「ファイヴ・ミンガス」はミンガス聴く上では絶対にハズせない名盤であります。


その後「色んなレーベルの色んな年代のミンガス」を聴いてきましたが、ミンガスが一番やりたがっていた小オーケストラで、じっくりと時間も予算もかけさせて、完成度の高いサウンドを聴かせてくれるという意味ではImpulse!での本作と「黒い聖者と罪ある女」に敵うアルバムはないなぁ・・・と、初めて聴いたその日から20年弱経った今聴いても全く飽きないどころか、ますます鮮烈で濃厚な「美」を感じさせてくれるサウンドにうっとりしながらしみじみと思うのであります。



(「U B.S.」コレはもうイントロのベース音だけでゾックゾクきます、アツいです!)



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2015年11月24日

クリスマス(小室等・吉田拓郎・井上陽水・泉谷しげる)


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クリスマス(小室等・吉田拓郎・井上陽水・泉谷しげる)
(フォーライフ)

はい、11月もはや後半でございますよ。

この季節になりますと、あぁ、アレですよアレ。街にジングルベルが流れ出し、色んな業界のお仕事が忙しくなる。

そう「クリスマス」。

いや、あっという間ですな、早いもんです。

で、CD屋と致しましては「クリスマスのCD」これをブログでも紹介しなければなりますまいと、一応真っ当に思ってはいるんですが、まぁその、このブログの「クリスマス」のカテゴリを見て頂ければ分かるとは思うんですが、アタシは「ちょっと面白いクリスマスもの」見てる人がなるべく「へー、こんなのもあったんだ」と楽しんでくれそうなものを紹介したいと思ってるんです。

で、今日ご紹介するのは「日本のフォークのクリスマス」

小室等・吉田拓郎・井上陽水・泉谷しげるという、まぁどこからどう見ても「クリスマス」なんぞには縁のなさそーな方々なんですが、この人達が実は共同で「クリスマス」のアルバムを出していたんですよ。

団塊の世代の方々は恐らく「あぁ、知ってるよ。フォーライフの設立一周年企画の限定盤だったヤツでしょ?」と、すぐピンと来るとは思うんですが、このアルバムがリリースされた年(1976年)に生まれたアタシにとっては

「うはっ!何これ!!??(笑)」

という、ショーゲキのブツでありました。

だってこの4人が一体何を血迷って「クリスマス」なのか(失礼)まったく想像すら出来なかったですもん。特に泉谷しげると吉田拓郎(初期)が真面目にクリスマス・ソングなんか唄ってる姿なんてカケラも想像できません。

いいぞいいぞ、コレ、ネタとしていいぞー(笑)

と、思って聴いてみたら、意外や意外。これ「クリスマスもの」としても「ひとクセもふたクセもある日本人アーティスト(と、あえて呼ぼう!)達の真剣勝負盤」としても、実にカッコイイものでした。

先に結論から言っておきます。

このアルバムで一番真面目に「クリスマス」してるのは、やっぱり小室等で、その次に真面目なのが泉谷しげるです。で、完全に斜に構えてやりたい放題なのが吉田拓郎「クリスマス?何それあっはぁ〜♪」と、唯我独尊自分の世界を貫き通しているのが井上陽水です(ある意味陽水さんが一番反骨スピリッツに溢れてるかも)。







【収録曲/アーティスト】
1.赤鼻のトナカイ/泉谷しげる
2.お正月/吉田拓郎
3.夏願望/井上陽水
4.O HOLY NIGHT/小室等
5.街を片手に散歩する/吉田拓郎
6.クリスマス・ソング/小室等
7.冬を走る君/泉谷しげる
8.WHITE CHRISTMAS/井上陽水
9.GREENSLEEVES/小室等
10.BLOWIN' IN THE WIND/吉田拓郎
11.PA! PA! PA!〜きよしこの夜/泉谷しげる
12.諸人こぞりて/吉田拓郎
13.メリー・クリスマス/井上陽水
14.今日のわざ/小室等、吉田拓郎、井上陽水、泉谷しげる


選曲を見て頂ければ分かるんですが「お正月」とか「風に吹かれて」とか、「おい、クリスマスどこ行った?」な吉田拓郎(笑)特に「風に吹かれて」なんか、まんまディランのカヴァーで、これフツーにカッコイイんですけど「諸人こぞりて」も「やってやってる感満載」でやっぱり拓郎は拓郎なんですが、負けてないのが井上陽水。

のっけから「おい、冬のアルバムなのに”夏願望”ってどういうことだよ!?」(しかもニューウェーブ風)だったりド定番の「ホワイト・クリスマス」は軽〜くジャジーで、シナトラかビング・クロスビーっぽく唄って、もう勝手に楽しんじゃってます。「メリー・クリスマス」はカバーかな?と思ったら渾身のオリジナルで、コレが完全に「陽水ワールド」の名曲です。「夢の中へ」のあの感じの、もうちょっと切ないクリスマス・ソング。こうやってしれっとキメてくるところにコノ人の底知れぬ恐ろしさを感じますね〜・・・。

でもって美しいギターの音色とアレンジのカッコ良さで全体を整えて「あぁ、やっぱりコレはクリスマス・アルバムなんだ」と、真面目に聴いている人にも安心感と共に自覚させてくれるのが小室等。この中では一番の人格者(笑)であります、「グリーン・スリーヴス」とか、オーソドックスなクリスマス・クラシックスを上質に聴かせてくれますよね。ギターの音がね、本当に綺麗なのよね小室さん。

で、小室さんの次に「おぉ、こうなったらもーオレはエンターティメントに徹して楽しくやるぜー」と開き直って、ジャジーでブルージーなクリスマス・ソングの直球勝負でこのアルバムの中の「盛り上げ役」を買って出ている泉谷もカッコイイ。オリジナルの「冬を走る君」での武骨で朴訥な”泉谷節”もいいけど、「PA! PA! PA!」から「きよしこの夜」へのソウルフルな持って行き方がカッコイイのです。

さっきからアタシは色々と好き勝手なことを書いておりますが(汗)1970年代の日本で「クリスマス」という企画を真っ先に思いついたフォーライフの先見性と、今や日本を代表するアーティストである4人の強烈な個性が、良い感じに一枚の作品になったという意味でも、このアルバム、凄いと思います。





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2015年11月23日

ドライブで聴く音楽@

さてさて、サウンズパルのブログを以前のアメブロからこのseesaaに移転してはや1年半。

その間正業を辞めたり手術をしたり、就職活動をしたり、新しい正業に就いたり、まぁ本当に思い返してみれば色々なことがありましたが「良い音楽を紹介するんだぞー!」という一念で、これはもう執念の塊と化して、色々と書きまくって、今ようやく記事数が670になろうとしております。

ところどころ小ネタや日記も挟んできましたが、このサウンズパルのブログは基本的にアルバムレビューです。

アタシが実際に耳で聴いて「コレはイイぞ!」と感じたものを、まージャンルかんけーなく(つっても主にブラック・ミュージックとロック中心ですが)書いてきました。

読者の方々がどのように呼んでいらっしゃるのかは分かりません。それぞれ「面白いなぁ」とか「いや、サウンズパルはこう書いておるんだけど、オレはちょっと違う風に思ってんだよね」とか、感じながら読んでくださればこれに尽きるものはないと思っております。

記事を更新したらツイッターやフェイスブックにそのお知らせを上げているんですが、ここへきて「反応」もあります。

嬉しいですね。

そんな中、とあるお客さんからこんなリクエストがありました。

「ドライブで聴きたいCDベスト20をブログで書いてほしい」

と。

いぇい♪ 今ちょうど仕事が配達関係なので、車でガンガン音楽聴いてます。これはいい企画を頂きましたねー。

とりあえず「20」のお題を頂きましたが、一気に20枚書くのは大変ですぐにネタが尽きてしまいます(笑)

なのでちょっとづつ紹介していきましょうね。

今日のところはアタシが車ん中で「とても頻繁に聴いている絶対にハズせない5枚」をみなさんにご紹介したいと思います。

順位はつけません、あくまでも”愛聴盤”ですから♪。






まずいっちばん聴く、ホントに聴く、飽きても聴く。そんぐらいの頻度でガンガン聴いてるのはチャック・ベリー。その中でもアルバムといえばコレだろうという「フロム・セントルイス・トゥ・リバプール」ノリノリごっきげんのロックンロール聴きながら運転するのって、実に楽しい。たとえその日の仕事内容やスケジュールがウルトラハードでも、チャック・ベリーのスコーンと抜けた声とギターの明るさに全てふっとびます。

詳細レビューはコチラ



つづきまして頻度でいえば「チャック・ベリーの次」ぐらいに聴いてんのがクレイジーケンバンド。いや、剣さんは正直どれでもいいんですよ「車を愛する気持ち」がね、もうこの人とバンドの音からビュンビュン伝わってきますし、特に古いアメ車や昭和40年代ぐらいまでの高級国産車の体感速度(いや、乗ったことないけど)を「あぁ、こんななんだろーなー」と夢想しながら歌の世界に没入するのがよろしいんでございます。アルバムで好きなのはやっぱり「パンチ!パンチ!パンチ!」かな〜。いや、剣さんはどれでもいーんですが(^^

レビューはコチラ



「ハズせない」といえばやっぱりジョニー・キャッシュ兄貴なわけで、とにかく「どこまでもアメリカな感じの音楽」が「車」という乗り物にはピシャッとハマるんですよね。何というか、手前は日本のしかも離島の全然狭い道を走ってるくせに、広大な道を走ってるような錯覚をしてしまうぐらいの。そういう「果てしない何か」を兄貴は持っている訳でして、とりあえず車のエンジンかけてCD再生して一発目にスピーカーから「ハロー・アイム・ジョニー・キャッシュ」というあのMCが聴ければそれでいい。その日の気分は最高なわけです。「あー、そろそろ疲れてきたな〜・・・」と思うタイミングでふっと静かな曲になったりするタイミングが、ハンドル握ってると「ふっ」ときて、これもまた不思議なんですよね〜・・・。

レビューはコチラ



4枚目はミッキー・ベイカーです。やっぱり車乗ってる時に一番しっくりくるのは50'sの音楽なんですけど、ブルース、R&B、それプラス「何かいろいろ」が混ざってる音楽が、車との相性がよろしいようです(チャック・ベリーもクレイジーケンバンドも、要は”ごった煮”の魅力でありますから)。で、ミッキー・ベイカーはこれ一応「ブルース」のカテゴリに入ってるかも知れませんけど、オール・インストでその中にブルースもカントリーもジャズっぽいのもラテン臭いのも、後の”テケテケ”の要素も全部入ってて、良質なラジオ番組を聴いてるみたい。しかも音質が”カラッ”としてるのがよろしいですね。ドライブに”じとっ”は合いません”カラッ”がよろしい。

レビューはコチラ




んで、今日の”シメ”はサン・ラーの「シングルス」です。仕事柄「遠出」もございます。そん時はガッツリ2枚組の聴き応えあるものがよろしいです。で、やっぱり奄美の田舎道を「しゃー」っと走る時はどうしても50'sテイスト香る音盤を聴きたくなるもんで、サン・ラー様がドゥー・ワップとかブルースとかやってやんや盛り上がってるこのアルバムが、うん、これはもう「至高」であり「至福」です。え?「ipodにたくさん入れて聴けばいい?」そんなハイテクなことはおじちゃんはよくわからんよ(笑)

レビューはコチラ


てなわけで、とりあえずドライブに欠かせない愛聴盤5選(第一弾)やってみましたが、みなさんどうでしょう?参考になりましたか?何かやってみて面白かったんで、この企画またやりたいと思います。てか、書いてるうちに「あれもこれも・・・」ってなっちゃったんですね(笑)


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2015年11月22日

チャールス・ミンガス 黒い聖者と罪ある女

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チャールス・ミンガス/黒い聖者と罪ある女
(Impulse!/ユニバーサル)

ジャズ聴きはじめのハタチそこいらの時、アタシのジャズの聴き方というのは「好きになったミュージシャンが関係している人を次々聴いていく」という聴き方でした。

まずはアルバート・アイラー、ファラオ・サンダース、アーチー・シェップ、マリオン・ブラウンなどなど・・・。これは言うまでもなく「後期コルトレーン関係者」ですね。

それから初期〜中期のコルトレーン絡みでセロニアス・モンク、マイルス・デイヴィス、そしてもちろんチャーリー・パーカー、更に「フリー・ジャズ」という絡みでオーネット・コールマンやミルフォード・グレイヴス、阿部薫、デレク・ベイリーなどを知ります。

この時はアタシの中の「ジャズ」というものが、まー混沌としていて面白かった。

そんな中(上記挙げたミュージシャン達との出会いとは多少の時期の前後があるものの)、エリック・ドルフィーという、アタシにとっては「空前絶後」の大きな出会いがあります。

そこからはもう、いつの間にか「ジャズの軸」がコルトレーンからドルフィーに激しくシフトしておりました。

で「ドルフィーが出入りしていたバンドの音楽をもっと聴きたい!」と思うようになりまして、コルトレーンで言えばアトランティックの「オレ!」とか、「ヴィレッジ・ヴァンガード」とか、当時中古レコードでしか出回っていなかったヨーロピアン・ライヴのブートとかも凄まじい勢いで集めておったんですが、この頃に「ドルフィーが最後の最後にメンバーとして参加していて、そりゃもう凄い演奏繰り広げてるんだぜ」という情報を雑誌で拾って知ったのが、チャールス・ミンガスです。

「ほほぉ」

と思って、雑誌やら古本やらで、ミンガスに関する情報を集めました。

そしたらまぁコノ人は”武闘派”としてのエピソードに事欠かなくて面白い。

演奏中、客のナメきった態度に腹を立てて演奏を中断して延々説教したとか、とにかくリハが鬼のように厳しくて、ライヴ中でも気にくわなければ「テメエらダメだ、やり直し!!」と、強引に演奏を仕切りなおすとか
怒らせたバンドメンバーの顔面をグーで殴って前歯折ったとか、人種差別主義者のとある州の知事を思いっきりコケにした曲を作ってレコード化したけど、メジャー・レーベルでは歌詞抜きのヴァージョンで演奏させられて、それにブチ切れたとか、とにかくもう音楽そっちのけで、そういった話が面白くて

「何じゃこの人は!?」

と、まずそのパーソナリティーの部分に強く惹かれて、気が付けばドルフィーの事も忘れて「まだ音もロクに聴いたことないミンガスに夢中になる」といったオカシな状態が1週間ほど続きました。

ちなみにミンガスはこんな人です


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はい、その数々の武勇伝に違わず、見た目もそーとーイカツい。

「そんなこと言ってお前、それっぽい画像を選んで拾って来たんだろう?」

はい、その通りです。

では、ちゃんとしたミュージシャンらしい写真をば・・・

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あらやだ、ちょっとー、全然怖さ変わんないよー!

てな感じの人であります。

まーその、見かけとその数々の”武勇伝”に違わない「怒りのパワーに満ち溢れたジャズ」を演奏する人でありますが、やはり「巨人」「偉大なミュージシャン」であるという評価には、ちゃんとした「彼ならではの優れた音楽的才能」というもの、しかも”唯一無二のもの”があったからに他なりません。

その”才能”とは「いや、実はあんな風にして、物凄く繊細で切なさの塊のよーな音楽だってちゃんと出来るんだよね」というところなんだと思います。

いやむしろ「アナタが思うミンガスの魅力って何?」て訊かれたら、アタシは「力強さと繊細さが、どちらもマックスレベルで振り切っているのに、綺麗に両立しているところ」と迷わず答えるでしょう。

で「黒い聖者と罪ある女」です。






【パーソネル】
チャールズ・ミンガス(b,p)
ロルフ・エリクソン(tp)
リチャード・ウィリアムス(tp)
クエンティン・ジャクソン(tb)
ドン・バターフィールド(tuba)
ジェローム・リチャードソン(ss,bs,fl)
チャーリー・マリアーノ(as)
ディック・ファーハー(ts)
ジャッキー・バイアード(p)
ジェイ・バーリナー(g)
ダニー・リッチモンド(ds)

【収録曲】
1.トラックA~ソロ・ダンサー
2.トラックB~デュエット・ソロ・ダンサーズ
3.トラックC~グループ・ダンサーズ
4.モードD~トリオ&グループ・ダンザーズ|モードE~シングル・ソロズ&グループ・ダンス|モードF~グループ&ソロ・ダンス


これはアタシが一番最初にアルバムで買って、生まれて初めてちゃんと聴いたミンガスです。

購入した理由は「大好きなインパルス盤であり、インパルスのミンガスのやつに、エリック・ドルフィーが参加してるって聞いたから」

えっと、正確に言えばこのアルバムにドルフィーは参加していません(参加してるのは同じインパルス盤でもコレと違う「5ミンガス」というアルバムの方でした)。

とりあえず若さと勢いで、例によってロクにパーソネルも見ずに「えーい!」と買っちゃったんですが、コレがとても良かった(!)

ベーシストとしても、バンドリーダーとしても、そして一人の人間としても、極端に複雑な面を持っているこのミンガスという人の「繊細な部分」と「オーケストレーションが編み出す繊細さ」が、最も高い次元で表現されている大傑作だと思います。

まず、このアルバムは、ミンガスが「バレエ音楽として作曲した、アルバム全体が壮大なスケールの組曲」であること。

そして「ミンガスのベースとダニー・リッチモンドが生み出す”変幻自在グルーヴ”のカタルシスがしっかりと余すところなく、激しくも切なく発揮されまくっている」ということ。

11人編成のスモール・オーケストラで、3本づつのトランペットとサックス、チューバ、そして後半に登場するスパニッシュ風のクラシック・ギター(ガットギター)という、クセのある編成でそれぞれの奏者の個性を十二分に引き出しているということ(特にジェローム・リチャードソンのソプラノとチャーリー・マリアーノのアルトが泣いていて、泣き叫んでいて凄くいいのよ、みんなコロッといって頂戴)。

とりあえず最初聴いた時は

「うわぁ!何だこれ!?こんなにやさぐれてブルース・フィーリング満載なのにクラシックみたいにアレンジ凝ってて、胸がズキズキ切なくなる。こんなジャズ今まで聴いた時ねぇぞ!?」

でした。

今もその気持ちは変わりません。

とりあえず「ドルフィー聴きたさ」という意味では空振りだったはずの「ミンガス1枚目」コレで本当に良かったと思います。

もちろんこの後アタシの「ジャズ、ハマッちまったミュージシャン」の中に「チャールス・ミンガス」という独自の項目が即効で出来ました。

で、ミンガスはドルフィー参加の凄まじい質量のエネルギーが炸裂している幾多の名盤や、もっともっとルーツ(ブルースやゴスペル)の部分を感じさせるアルバムや、コレより更に前衛的でトンガッたアルバムもたくさん聴きまして「あぁ”黒い聖者と罪ある女”ってやっぱミンガスのアルバムの中では異色だったんだな」と感じるに至って今があるんですが、今聴いてもこれはミンガスの「一番切ないアルバム」だなと、強く推したい一枚です。



『音のソムリエ 高良俊礼の音楽コラム』

サウンズパル店主高良俊礼の個人ブログ
http://ameblo.jp/soundspal/

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2015年11月20日

ライトニン・ホプキンス「テキサス・ブルースマン」追記

この「奄美のCD屋サウンズパル」のブログは、過去記事の方がアクセスが多いブログです。

きっと色んな音楽ファンの皆さんが、検索キーワードで好きなミュージシャンのことを調べているうちに、こんな辺境(笑)にまで、わざわざいらっしゃって、読んでくださっているんだと、ありがたく思っております。

さてさて、そんな過去記事に、ポンッとコメントなんかも頂いたりして、とても嬉しいのですが、今回何と、アタシの大好きなブラック・ミュージック専門ブログ(もっすごい内容濃いですぞ!)

「はじまりはブラック・ミュージックSE」

の管理人、k.m.joeさんから、拙記事「ライトニン・ホプキンス/テキサス・ブルースマン」へのコメントを頂きまして、当記事を引用した記事を書いて頂きました。

「はじまりはブラック・ミュージックSE〜レコード棚を順番に聴いていく計画 Vol.19〜

にて、ライトニン「テキサス・ブルースマン」の詳細に掘り下げた丁寧なレビューを書かれておられます。

「ブルースの権化」とも言われるライトニンです、そのアルバムはどれも本当に「聴けば聴くほど新しい魅力の黒汁」溢れる作品が多いのですが「テキサス・ブルースマン」はその筆頭とも言える、実に「濃い、ワルい、エグい!」の3拍子揃った真の名盤ですよね。








k.m.joeさん、ありがとうございます!!


アタシも「テキサス・ブルースマン」聴き直すぞ〜♪








『音のソムリエ 高良俊礼の音楽コラム』

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2015年11月19日

AZ 自転車チェーンクリーナー

通勤通学で自転車を使っている方の悩みは「錆び」と「チェーンがはずれる」ということではないかと思います。

アタシも自転車は足として使っているので、愛車を大事に長く乗りたいもの。

近所の自転車屋さんはよくアドバイスしてくれる親切なおじちゃんで

「チェーンが錆びたら新しいのと交換しまいだから高くつくのよ、だから普段からチェーンだけは錆びないように綺麗にしといた方がいいよ。それだけで自転車の寿命は全然違うよ」

と言ってくれます。

確かにチェーンは自転車にとって心臓ともいえる部分です。

これが錆びたり伸びたりしたら、急いでいる最中に外れてあーーーーーー!!!!

ってことになりかねません(そういう時に限って起こるんですよね)。

日頃からのお手入れ、心がけましょう♪





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