ディープなコラム こちらにも書いてます♪

2017年04月04日

根瀬部弁財天

ちょっとした用事で奄美市名瀬知名瀬から根瀬部へと足を伸ばしました。

海沿いののどかな集落、ふとその中の道へ入ってウロウロしていると、コンクリート製の鳥居がありまして。。。

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中に入ってみると、緑に囲まれた静かな山裾の小高い丘の、素朴な社殿です。

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「根瀬部弁財天」とあります。これがこの神社の名前でしょう。

聞く所によると、この弁才天神社は、古くから海の神様として祀られて、そのご神体は木彫りの弁財天像なんだとか。。。

ほうほう、勉強になりました。

しかしここは気持ちのいい場所です、賽銭箱がありましたので「集落に少しでもお役に立てますように」と、お賽銭を、本当に少しですが入れてきました。また訪れたいと思います。




posted by サウンズパル at 21:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 奄美沖縄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

マイク・ブルームフィールド&アル・クーパー フィルモアの奇蹟

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マイク・ブルームフィールド&アル・クーパー/フィルモアの奇蹟
(ソニー・ミュージック)


音楽を心から愛する読者の皆さんこんばんは。

いや、新年度ですね。忙しいですね。純粋にCD屋一本でやってた頃は「新年度の"度"って何だよ」とか、タワケた事を思ってましたが、正業するようになってから、新年度の"度"がひしひしと染みるようになりました。

まぁそんな訳で忙しくしております。

しかし、今月はソニー渾身の無鉄砲企画「ギター・レジェンド・シリーズ」が、いよいよ発売になるので(注・2017年4月現在)、ヒーヒーばかり言ってはおれません、全世界の音楽好きギター好きの方々のために、や、絶対そんなたくさんの人は見てはないとは思いますが、気合いを入れてレビューしないといかんのです。

という訳で、今日はアメリカの60年代ロックの名盤、とりわけライヴ盤としてはその歴史に燦然と輝く究極にして至高の一枚、マイク・ブルームフィールドとアル・クーパーのいい仕事「フィルモアの奇蹟」をご紹介します。


あのですね、名盤だとか言っていきなり話の腰を折るようで申し訳ないんですけど、マイク・ブルームフィールドとアル・クーパーって、そんな物凄い有名な人達じゃありません。

そりゃあもちろんオールドロック好きの間、なかんづくブルースロック好きの間ではマイク・ブルームフィールドといえばリスペクト通り越して崇拝の対象ぐらい凄いギタリストですし(エリック・クラプトンが彼のエモーショナルなギターを聴いて物凄く嫉妬したという話は有名)、アル・クーパーといえば、ボブ・ディランの名曲「ライク・ア・ローリング・ストーン」での、あの印象的なオルガンだよといえば「あぁなるほど、あのオルガンは最高だ!」と、ほとんどの人には納得なぐらいの隠れ認知度のある実力派ですが、どちらかというと2人共に生粋の音楽職人。

派手で華やかなスター達を横目に、上質なプレイで、ルーツに深く根差した良質な音楽を黙々と作り上げて来た人達なんです。

マイク・ブルームフィールドは、シカゴの本格的なブルース・ロック・バンド"ポール・バターフィールド・ブルース・バンド"のメンバーとして、アル・クーパーは、元々ピアノからギターからマルチに楽器をこなす作曲家として、そのキャリアをスタートさせ、それから紆余曲折を経てそれぞれバンドを離れてソロ活動への道を模索していた1967年、ボブ・ディランの「ライク・ア・ローリング・ストーン」のレコーディングの現場で運命の出会いを果たします。

その時バックを思いっきりエレキ化したボブ・ディランのバンドに、マイク・ブルームフィールドは、その「電気化」の中心人物としてギターを弾いていました。

たまたまスタジオに見学しに来たアル・クーパーは、そのプレイを「カッコイイなぁ」と思いながら聴いてたところ、ディランから

「アル、この曲はオルガン入れてみようと思うんだけど、君弾けるだろ?ちょっと弾いてみてくれよ」

と、誘われ「あぁ...うん」と、実はそれまでオルガンなんか触ったこともなかったのに、ちょっといじっただけでコツを掴んであの名演を繰り広げたという訳なんですが、このプレイに惚れたのがマイク・ブルームフィールド。

「お前いいなぁ」

「お前こそ」

と言い合っているうちにすっかり意気投合。じゃあ一緒に何かやろうぜと話をしているうちに、アルバムでも作ろうじゃないかとすっかり話がまとまって、翌1968年、スタジオで「スーパーセッション」というアルバムを録音します。

この時実はブルームフィールドはレコーディング中に体調が悪くなって、途中からクロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤングでおなじみのスティーヴン・スティルスが代役で参加して、これがまた素晴らしいブルース・ロック名盤となるのですが

「やっぱライヴやりたいよね〜」

という話になって、サンフランシスコにあった人気のライヴハウス「フィルモア・オーディトリアム(後のフィルモア・ウエスト)」で、何と3日間連続のライヴをやって、それをレコーディングするという話があれよあれよとまとまってしまいます。




(ギター・レジェンド・シリーズ)


(Disc-1)
1.マイク・ブルームフィールドのオープニング・スピーチ
2.59番街橋の歌 (フィーリン・グルーヴィー)
3.アイ・ワンダー・フー
4.神聖にして犯すべからず
5.ウエイト
6.メリー・アン
7.愛の終る日まで
8.ザッツ・オール・ライト
9.グリーン・オニオン

(Disc-2)
1.アル・クーパーのオープニング・スピーチ
2.サニー・ボーイ・ウィリアムスン
3.ノー・モア・ロンリー・ナイツ (寂しい夜はいらない)
4.ディア・ミスター・ファンタジー
5.激しい恋はもうたくさん
6.終曲 (フィナーレ)/逃亡者


演奏家としては言うまでもなく最高にセンスの塊な二人な訳ですが、それ以前に凄まじい音楽好きです。

この時のライヴでは、オリジナルもやりますが、レイ・チャールズ「アイ・ワンダー・フー」、エルヴィス・プレスリー(が、カヴァーしたアーサー"ビッグボーイ"クルータップの「ザッツ・オールライト」、アルバート・キング「激しい恋はもうたくさん」、ブッカーT&ザMG'sの「グリーン・オニオン」などの、有名ブルース/R&Bナンバーから、サニーボーイ・ウィリアムスン(T)の「ノーモア・ロンリー・ナイツ」まだそこまで有名じゃなかった頃のサイモン&ガーファンクルの「59番街橋の歌」など、ちょいと珍しい曲までやってるんですが、こぉれがもう凄い!

基本的にステージに立ってかつ自分が主役となれば演奏がすべて、人気?客ウケ?知らんわい!とばかりに内なる世界に没入してエモーショナルに弾きまくる、弾きまくる、そりゃもう弾きまくる!1曲に目一杯ソロパートを織り込んで、ソロともなれば即興演奏に突入して更に弾きまくに弾きまくります。

彼らの演奏は、もちろんブルースを基調にしています。

でも、それがこのライヴでは黒人の物真似になっておらず、かといってオリジナリティを狙ったあざとさなんかカケラもなくて、ひたすら濃厚に濃密に流れる時間と、一曲の中で何度も押し寄せる衝動と炸裂のカタルシスに、聴いてる側は身も心もクラクラになること猛烈に請け合いです。

キャッチーで速いテンポの曲が一曲も入っていないにも関わらず、です。

ちなみにそんな気合いの入りまくったステージを3日もぶっ続けでやっておりますと、人間流石に消耗します。

マイク・ブルームフィールドは、ここでもやはり燃え尽きてしまって、3日目のステージには出演出来ず、代役として急遽ポール・バターフィールド・バンドの後輩ギタリストのエルヴィン・ビショップ(「ノーモア・ロンリー・ナイツ」で参加)と、まだ全くの無名ギタリストだったカルロス・サンタナ(「サニーボーイ・ウィリアムスン」で参加。ちなみにこの曲はカヴァーしたサニーボーイTのことではなく、別人のサニーボーイ・ウィリアムスンUのことを唄ってるっぽい)が参加。

この2人のプレイもかなりアツいです。エルヴィン・ビショップは、気合いが空回りしてる部分はありますが、兄貴分のブルームフィールドに迫る気迫でキョーレツなチョーキングぶちかましておりますし、サンタナに関しては何とこのライヴが初のレコーディング。

コチラも後年のラテン野郎ぶりこそ出ておりませんが、気持ち良く震えながら伸びてゆくギターソロはやっぱりサンタナです。ファンならずとも心して聴きましょう。

さて、長々書きましたが、職人堅気のギターとオルガンの名手2人による、最高にガチンコな、衝動と情感の激しいせめぎあい、2枚組でその凄まじさは尚更ガチンコです。ブルースロックの名盤、ロックにおけるライヴ名盤、色んな形容と共に語り継がれておりますが、一言で言えば素晴らしくリアルな"生"の音楽にどこまでも浸れる名盤です。

ブルームフィールドのギターはレスポールで、エフェクター一切使わず、フェンダーのツインリバーブ直結なんですよ。これだけでギター弾いてる人なら何か感じるものがあるでしょ、ね♪








『音のソムリエ 高良俊礼の音楽コラム』

サウンズパル店主高良俊礼の個人ブログ
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posted by サウンズパル at 00:20| Comment(0) | TrackBack(0) | ロック/ポップス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする