2017年11月30日

Boogie Woogie Santa Claus

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Boogie Woogie Santa Claus–An R&B Christmas
(RWA)

皆さんこんばんは、バタバタしているうちにもう今年もあとわずかになってしまいましたが、いかがお過ごしでしょうか。

いやぁ12月といえばクリスマスですよ。もうね、好むと好まざるとにかかわらず年末年始というものは、クリスマスがやってきてお正月がやってきてしまうもんなんですね。え、冬休み?ないない、オトナにはそんなもんはございませんよ。

で、クリスマスもお正月も、どうせだから楽しんでしまおう!ということですよ。若い人もお父さんもお母さんも、カップルな人もお一人な人も、分け隔てなくハッピーな気持ちにしてくれるのが音楽であります。

はいはい、これを言いたかった。

もうこの際だからぶっちゃけてしまいますと、クリスマスだろうがなかろうが、音楽を聴いてハッピーになろうぜ♪と、アタシは毎度毎度ブログにメッセージを込めております。えぇ、その中でも年中行事やお祝い事などの”雰囲気”を楽しむというのは、より深く豊かな音楽の楽しみ方です。クリスマス?けっ!と思っていた時期もありましたが、まぁクリスマスは別にアタシのこと嫌いじゃない、とくれば乗っかることは乗っかっても、そこで自分なりの楽しみ方をするんですよ、えへへ。

で、クリスマスというものを、いつもいい感じで楽しんでいるのが、アメリカのジャズやソウルやR&Bの方々ですね。50年ぐらい前から、この時期になると売れっ子ミュージシャン達はクリスマス・ソングをリリースして、お祭り気分を盛り上げてた・・・と思ったら、何とそのずっと前、1920年代から、ブルースの人達がクリスマス・ソングやニューイヤーソングを出していたっていうんですから驚きです。

アメリカ人、どんだけクリスマス好きなんだと。

そう、100年近い「クリスマスソングで盛り上がろうぜ」というのを続けてきているブラック・ミュージックの方々は気合いが違う。素晴らしいのいっぱい出してきます。

流石に戦前ブルースのクリスマス・ソングを集めたコンピは出てないっぽいので、今日は戦後すぐの1950年代前半から半ばぐらいの時期にリリースされたR&Bソングのイカすやつをドカンと詰め込んだコンピレーション・アルバムをご紹介します。


1.Chuck Berry/Run Rudolph Run
2.The Moonglows/Hey Santa Claus
3.Jimmy Liggind and his Drops Of Joy/I Want My Baby For Christmas 
4.Oscar McLollie and his Honey Jumpers/Dig That Crazy Santa Claus
5.Jimmy Butler/Trim Your Tree
6.Cecil Gant/Hello Santa Claus
7.Mabel Scott/Boogie Woogie Santa Claus
8.Lowell Fulson/Lonesome Christmas (Part 1)
9.The Cadillacs/Rudolph The Red-Nosed Reindeer
10.Titus Turner/Christmas Morning
11.The Penguins/Jingle Jangle
12.Charles Brown/Christmas Finds Me Oh So Sad
13.Jesse Thomas/Christmas Celebration
14.Amos Milburn/Let's Make Christmas Merry,Baby
15.The Drifters/White Christmas
16.Jimmy McCracklin/Christmas Time (Part 1)
17.Huey (Piano) Smith and the Clowns/Silent Night
18.Chuck Berry/Merry Christmas Baby
19.The Orioles/(It's Gonna Be A) Lonely Christmas
20.Big Bud/Rock Around The Christmas Tree
21.Jimmy Witherspoon/How I Hate To See Xmas Come Around
22.Roy Milton and his Solid Senders/Christmas Time Blues
23.Solomon Burke/Christmas Presents
24. Willie John and the Three Lads And A Lass/Mommy What Happened To Our Christmas Tree
25.Alex Harvey/The Little Boy That Santa Claus Forgot
26.Little Willie Littlefield/Merry Xmas
27.The Five Keys /It's Christmas Time
28.Johnny Moore's Blazers with Frankie Ervin/Christmas Eve Baby
29.The Harmony Grits/Santa Claus Is Coming To Town



”Richard Weise Archive(RWA)”というレーベルがありまして、このレーベルが凄いんですよ。1940年代〜60年代ぐらいまでのアメリカのソウルやR&B、ロカビリーやカントリーなどを、良心的なセレクトでリリースしまくっているんです。

冷やかしでホームページ覗いたら、まー「うひょー、こんなのあったんだ!!」と目の玉がまんまるになるような、有名どころからレアなアーティストまで、もう素敵すぎるラインナップ。

その中にあったクリスマス・コンピがこの「ブギウギ・サンタクロース」ですよ。

これはですのう、とにかく50年代R&Bです。

まーこの辺のコンピとなると、有名人集めて、名前で売ろうというコンピが多いんですが、とにかくメンツをご覧くださいな。無名という訳ではないですが、ブラック・ミュージックの、かなりのツワモノファンが見て「おほっ」と喜ぶ、実に渋い面々のクリスマス・ソングがずらり。

えーと、ちょっと待ってくださいね、この中でお茶の間レベルで名前が通るのと言ったら、チャック・ベリー、ドリフターズ・・・ぐらいかなー(驚)。

でも、この中に収録されているアーティスト達は、いずれも50年代のR&Bで、一目も二目も置かれる超の付く実力派揃い。

ドゥー・ワップの代表格ムーン・グロウズが粋なヴォーカル・ハーモニーで聴かせれば、ジャンプするピアノ野郎のエイモス・ミルバーンが、ロールするノリノリのクリスマス・ソングで沸かせて、ブルース界からはローウェル・フルスンがちょっとジャジーなバックを従えてゴージャスに大人のクリスマスを歌います。

あぁ、セシル・ギャントとかも実に渋い!そしてジャンピン・ジャイヴの粋で洗練されたサウンドで一世を風靡したジョー・リギンス・・・じゃなくて、同じくジャンピン・ジャイヴながら、すっとんきょうな歌声と破天荒なバンド・サウンドでロックする弟のジミー・リギンス(!!)も入ってるし、セクシーなテナーヴォイスで甘くキメるチャールズ・ブラウン、R&Bの至宝ソロモン・バーグ(ヴァン・モリソンやミック・ジャガーがすっげぇ影響を受けたすっげぇ人)、この辺の歌唱は誰が聴いてもカッコイイの域でありましょう。

いやぁ、これだけ”中身”にこだわって、確実に盛り上がれてしかもじっくり聴けるR&Bのクリスマス・コンピはなかなかないですよ。こういうの欲しかったんです♪







『音のソムリエ 高良俊礼の音楽コラム』

サウンズパル店主高良俊礼の個人ブログ
http://ameblo.jp/soundspal/
posted by サウンズパル at 19:17| Comment(0) | クリスマス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする