2019年07月17日

大コルトレーン祭2019はじまります(まずは一番好きなアルバムのこと)

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はぁい皆さま、今年もコルトレーン者によるコルトレーン者と世界中の音楽を愛する人達のために、本日7月17日ジョン・コルトレーンの命日からのコルトレーン特集企画『大コルトレーン祭』がやってまいりました。

「コルトレーンを聴く」それだけのために朝から水風呂に浸かって気合いを入れて「今年の一発目はコレにしよう」というCDを棚から選んで仕事(正業)に出かけた訳なんですが、今年の一発目は『ラッシュ・ライフ』。


アタシがコルトレーンを好きになったのは、晩年のフリージャズ化した過激な演奏で、そもそも俺はフリージャズが好きなんだ、形式に囚われたチーチキなジャズなんてスカした音楽なんか聴かねぇぞ!と、イキがっていたんですが、はい、それはもちろん本当にイキりたいだけのポーズです。

本当は、モダン・ジャズっていいよな、色々と知りたいなとは思っておったんですが、変な意地が邪魔をして、いわゆる名盤というものに手が伸びず。でも、せっかくコルトレーンにハマッたのだから、コルトレーンは聴きたいな、聴いてみようかな、・・・聴こう!と思って手にしたアルバムがいくつかあって、その中の1枚が『ラッシュ・ライフ』だったんですね。


アルバムについての詳細は、下のリンクにレビューしておりますが、これは本当に良い。




特にバラードとブルースの良さがシンプルな編成で凝縮されております(曲にもよりますが、コルトレーンのテナーとベースとドラムスというピアノレスのトリオ編成もあって、それがまたカッコイイんですよ)。


1曲目の『Like Someone In Love』は、明るいメロディのバラード曲です。

この曲のオープニング、無伴奏のテナーがふわわっ!とメロディを吹くんですが、その美しい音色が立ち上がる瞬間は、もう何年も聴いてるんですが、毎回毎回グッときてしまいます。

コルトレーンは自分でも「私の演奏はバラードなんだよ、激しくやってる時も常にバラードを意識してる」と言ってました。この人の激しい演奏って、本当に何かが乗り移ってるみたいに激しいんで「んなことあるかよぉ!」と、笑いながら突っ込むなんて失礼なこともしてたんですが、良質な”うた”のエッセンスが凝縮されたような『ラッシュ・ライフ』を聴き込んで、ふと後期の神懸かりなテンションの演奏を聴くと、確かにフリークトーンまで炸裂しているようなサックスのフレーズから、何とも美しい”うた”が物凄い勢いで放出されているのを感じます。

さて『大コルトレーン祭』というのは、このブログでは特にコルトレーンのアルバムレビューを書いたり、コルトレーンについてダラダラ語るという、いち信徒としてのささやかな企画です。

アタシのヘタクソな文章では恐縮なんですが、ジョン・コルトレーンという人はその音楽性よりも何よりも、優しい演奏からも激しい演奏から
も、ちょいと小粋な演奏からも、常にそのフレーズとトーンの中に、ひたむきな祈りのようなフィーリングを感じさせてくれる、そしてジャズの素晴らしさ、音楽そのものの素晴らしさを聴く人に体現させてくれる素敵なミュージシャンだということを、このブログが続く限り、毎年彼の命日の7月17日から8月の末までの間に凝縮して皆さんにお伝えしたい。そう思っております。

コルトレーンを既に知っておられる方には、もしかしたらまた違った角度から聴いて何かしらの素晴らしい発見をして欲しい。そして、コルトレーンをまだ聴いた事がない多くの方に、彼を知るきっかけにしていただけたらいいなと願います。


下のディスコグラフィから、またはカテゴリ『大コルトレーン祭』から、ぜひアルバムレビューを読んでみてください。それではみなさんおやすみなさい。










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『音のソムリエ 高良俊礼の音楽コラム』

サウンズパル店主高良俊礼の個人ブログ
http://ameblo.jp/soundspal/
posted by サウンズパル at 23:39| Comment(0) | 大コルトレーン祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする