2014年09月10日

バド! ジ・アメイジング・バド・パウエル Vol.3



120929_195734.jpg
『バド・パウエル/バド! ジ・アメイジング・バド・パウエルVol.3』
(BLUENOTE)

【パーソネル】
バド・パウエル(p)
カーティス・フラー(tb,E〜G)
ポール・チェンバース(b)
アート・テイラー(ds)
【収録曲】
1.サム・ソウル
2.ブルー・パール
3.フランティック・ファンシーズ
4.バド・オン・バッハ
5.キーピン・イン・ザ・グルーヴ
6.アイダホ
7.ドント・ブレイム・ミー
8.ムース・ザ・ムーチ


「モダン・ジャズ・ピアノの父」と呼ばれるバド・パウエル。


とにもかくにも1950年代以降のジャズをやるピアニストは、軒並み彼の影響を受けてると言っても過言ではありませんが、そういう体系的なことはさておき、バド・パウエルぐらいの巨人になると「この人ならでは」の味わいというのがあります。

それは何と言っても、耳にズドンと落ちて心に侵食する重たく湿った音色でありましょう。


通説として、彼はドラッグやアルコール、その他様々な要因によって精神を病んでしまったといいます。

作品として残された音源を聴くと、確かに超絶技巧を駆使しまくって鮮やかなフレーズを切れ味鋭く繰り出しまくる作品と、もつれる指で必死に何かを生み出そうともがいているかのような作品とに分別されますが、今日聴かれる彼の演奏は、ほとんどが後者であります。

音楽家の場合は、往々にして「デビュー当初は冴えてたけど、その後はヤク中でボロボロ・・・」というような評がなされるもんですが、バドの場合は一番人気の「クレオパトラの夢」をはじめ、多くのファンから支持を得ているのが中期以降の作品だったりするんです。


大きな理由としては、いわゆる「中期以降」から、彼はその超人的なテクニックと引き換えに、何とも憂いを帯びたメロディ感覚と、一度聴いたら忘れられない「ココロの重し」のような音色を手に入れたんだと思います。


まずはこのアルバム2曲目の「ブルー・パール」、そしてバッハの曲を猛スピードで弾き、さらにブルージーな味付けを加えた「バド・オン・バッハ」をお聴きください。きっと忘れられなくなりますよ♪



「バド・オン・バッハ」


posted by サウンズパル at 16:13| Comment(0) | ジャズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: