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2014年09月16日

Lightnin' Hopkins Blues in My Bottle

blues in my bottle.jpg

Ligitonin'Hopkins Blues In My Bottle
(PRESTIGE/BLUESVILLE:OBC-506)

ライトニン・ホプキンスのアルバムはどれも「特濃」の一言に尽きるキョーレツなブルース・フィーリングが充満しておりますが、60年代にPRESTIGEの傍系レーベル”BLUESVILLE”で大量に作られた(60年〜64年の僅か4年間のうちに何と11枚リリース!)アルバム群は、いずれも”ありのまま”のライトニンを記録した、デロデロでドロドロのブルース・フィーリングがジワジワと滲んでいる好盤揃いであります。

もっともこのシリーズ、あまりにもありのままのライトニンを収録し過ぎたため、気分のムラがそのまんま出ちゃってるのが収録されていたりするのもまた事実。

しかし、そんなところも全て含めて「うんうん、ライトニンらしいやね」と思わせるのはやはりライトニンがライトニンだからでございましょう。

う〜ん、何だか良く分からりませんがライトニン・ファンにはきっと分かっていただけるものと思います。

「ライトニンらしい」とはどういうことかを説明しましょう。えぇと、面倒臭いので項目毎に分けましょうね。以下「調子の良い時のライトニン」です。

1.気負いがない

2.無理しない

3.でも無茶はする(特にエレキ持った時に歪み過ぎてたり変なエコーかかってたり)

4.どの曲もブギかスローかの2パターンだけで、それぞれのパターンはほぼ一緒

5.明らかに酔っぱらっている

6.故にスタジオ盤だろうが何だろうが関係なく、曲中に喋る

7.MCの途中”デッヘッヘ”という笑い声が入る

8.曲中でもよく”デッヘッヘ”と笑う

9.(歌詞読んでも)何が可笑しいのか不明の場合が多い

10.ライヴだろうがスタジオだろうが”オレんち”であるかのようにくつろぎまくる

11.チューニングが微妙にズレている(大抵の場合半音高い)

12.アコギとかエレキとかどうでも良い、思い切った弾きっぷり

13.変に自己主張する共演者がいない

14.いたとしても”ココで一番偉いのはワシなんじゃ、ワレはすっこんどれ”と言わんばかりのマイペースぶりで押さえ込む

15.明らかに”今思いついただろそれ!”って曲がある

16.でもブギかスローかの”どっちかのパターン”でしかないので大した問題ではない

16.全体的に”テキトー”である

17.だがテキトーな時ほどノッている

もしもアナタがライトニンのアルバムのいずれかをお持ちであるならば、以上の17項目を参照して、当てはまる項目に○を付けてみると良いと思います。

で、本盤ですが、全編アコギで収録曲のほとんどがスローブルース。

ライトニンのアルバムの中では地味な部類に入りますが、ジワジワと腹にくるスロー・ブルースとカラカラと乾いた音で鳴る生ギターの迫力は本盤ならではのものでありましょう。

ジャケットも内容をドンピシャで現すモノトーンのシンプル・イズ・ベストなものでありますね。シンプルなだけに何度眺めても飽きが来ません。

所謂名盤のジャケットのように強烈なインパクトがあるような類のものではありませんが、「何かあるぞ〜」という臭いをプンプン放つストーリー性抜群のドキュメントタッチが素晴らしい。実にハードボイルドな一枚なのです。

タイトルがまたイイですね『ブルースぁ俺のボトルん中に入ってる』て、モノホンのブルースマンでなきゃ言えませんやね。

あぁ、こういうおっさんになりたい。。。











『音のソムリエ 高良俊礼の音楽コラム』
http://5spot.info/
posted by サウンズパル at 14:46| Comment(0) | ブルース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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