ディープなコラム こちらにも書いてます♪

2014年10月24日

T・ボーン・ウォーカー モダン・ブルース・ギターの父

114.jpg

T・ボーン・ウォーカー モダン・ブルース・ギターの父
(Capitol)

1.ゴット・ア・ブレイク・ベイビー
2.ミーン・オールド・ワールド
3.ノー・ウォリー・ブルース
4.ドント・リーヴ・ミー・ベイビー
5.アイム・イン・アン・オウフル・ムード
6.アイ・ノウ・ユア・ウィグ・イズ・ゴーン
7.T・ボーン・ジャンプス・アゲイン
8.ストーミー・マンデイ
9.ユーアー・マイ・ベスト・ポーカー・ハンド
10.ファースト・ラヴ・ブルース
11.シーズ・マイ・オールド・タイム・ユースト・トゥ・ビー
12.T・ボーン・シャッフル
13.ザット・オールド・フィーリング・イズ・ゴーン
14.プレイン・オールド・ダウン・ホーム・ブルース

ブルースの世界においてエレキ・ギターの単弦ソロ奏法を確立した「モダン・ブルース・ギターの父」、T・ボーン・ウォーカー。

って言われても「何のこっちゃ?」と思われる方も多いかも知れない。

ハイ、アタシもその昔、そんな言葉の意味もよく分からんままに「何かブルースでギター物凄い人に違いない」というココロの勢いと、ジャケットのカッコ良さに惚れ込んで、えぇ、勢いで買っちゃったアルバムがコレ。

「モダン・ブルース・ギター」というのはですね、要するに今のブルースの基本となってる「歌ってちょろちょろっと弾いて、また歌って、ギターソロをカッコ良く弾く」あのスタイルです。

もっと分かりやすく言えば、今やブルースだけじゃなくて、その影響を受けたロックの人なんかもみんな、当たり前にやってる「歌があってギター・ソロを弾いて歌がある」ってアレ。えーい、もーこれ以上分かりやすく書けんわい(!)。

で、T・ボーン、ジャケットでは背面弾きをカッコ良くキメた絵が描かれているので、「さぞかしイカレた音でド派手にギターを弾きまくってるんだろうな」と思ったが、実際はそうではありません。

「ブルース・ギターの父」と明記されておりますので、そりゃもう泥臭くてやさぐれな男臭さ全開のブルースなのかと思ってましたが、これもそうではありません。

彼のスタイルは、テキサス〜ウエスト・コート特有の、小洒落た洗練スタイルなんですね。

その持ち味はブルースというより、どっちかっつうとジャズに近い。

だから最初は私も面食らいましたよ。

しかし、よく聴けば、その単音弾きの”間”と強弱を微妙に活かしたギター・ソロのカッコ良さにシビれます。聴けば聴くほど「うはぁ、かっけー」ってなります。

まだ十代だったB.B.キングが、テキサスよりもどっちかっつうとミシシッピ〜シカゴライン寄りのメンフィスに居た頃に彼の影響を受けて、ギター・ソロというものを弾くスタイルを確立して、大ブレイクするんですね。

その頃(50年代初頭)のミシシッピ〜メンフィス〜シカゴのラインというのは、小編成バンドで実に泥臭くて男臭いマディ・ウォーターズとかハウリン・ウルフ、はたまたエルモア・ジェイムスみたいなスタイルが盛り上がってましたので、若くてハンサム(だったのよ、昔は)なB.B.が、それまでその「ミシシッピからの北上ライン」にはなかったスタイルで若いオネーチャン達にキャーキャー言われたから、マディの薫陶を受けたバディ・ガイ、それと競ってたマジック・サムやオーティス・ラッシュといった若い世代は、みんなB.B.の影響を受けた「チョーキング、スクィーズ・スタイル」になって、今のモダン・ブルースがあるわけです。

その「横の流れ」には、ジミ・ヘンドリックスというバケモノがおるということもお忘れなく。

つまり結局「みんなTボーンからの影響なんだよ」って話になってしまったんですが、そうなるよね、もうそうしかならんよね。


お買い上げはコチラから↓





Roots of Blues -- T-Bone Walker „I Got A Break Baby"
(実にモダンでオシャレなんです♪)


BASEショップもありますよ(ここでしか買えない商品アリ)
http://soundspal.thebase.in/

『音のソムリエ 高良俊礼の音楽コラム』

http://5spot.info/
posted by サウンズパル at 05:09| Comment(0) | ブルース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: