2014年11月07日

サン・ハウス オリジナル・デルタ・ブルース

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サン・ハウス オリジナル・デルタ・ブルース
(Sony)

【収録曲】
1.Death Letter
2.Pearline
3.Louise McGhee
4.John the Revelator
5.Empire State Express
6.Preachin' Blues
7.Grinnin' in Your Face
8.Sundown
9.Levee Camp Moan
10.Pony Blues
11.Downhearted Blues

ロバート・ジョンソンが憧れ、マディ・ウォーターズが直接の影響を物凄く受けたブルースマン、”ミシシッピ・デルタ・ブルース”という、原初カントリー・ブルースの偉大な父と呼ばれるサン・ハウス。

最初にこの人の名前を知ったのが、ロバート・ジョンソンのCDに付いてたライナノーツでした。

少年だったロバートが、とにかくサン・ハウスが出演するジューク・ジョイントには追っかけのようにして演奏を聴きに行き、彼の凄まじい迫力のスライドギターの技を盗むためにじっと観ていて、調子に乗って自分の下手っぴぃなギターでセッションするも相手にされず・・・。

それから数年後別人のように上達していたロバートのギターを聴いて驚愕したサン・ハウスが云々と書かれていたと記憶しておりますが、とにかくサン・ハウスという人は、戦前にいくつもの伝説を残して、レコーディングもしたけれども、それがずっと世に出ることなく、戦後60年代にようやく再発見され、「生きる伝説」として蘇った、レジェンドの中のレジェンドなのです。

そのお陰で、レコーディングも行われ、いくつかの貴重な映像も残ってるんですが、私は最初映像を観てぶっ飛びましたね、衝撃を受けました。

金属製のリゾネイターギターを、まるで打楽器のようにバッコンバッコン叩き、物凄い勢いでスライドバーを滑らせてぶっとい音を出す、そのギターと、まるで体全体が打ち震えているような物凄い、えぐるような声を聴いて「オレが今までブルースだと思って聴いてきたものは何だったんだ・・・」と思いましたよ。

後に、彼は元々キリスト教の説教師だったけど、ふとしたはずみで暴力事件を起こしてしまい、服役を経てブルースマンになったという話なども知り「あぁ、あの声は説教師時代にゴスペルで鍛えたからか・・・」とか思って納得したんですが、その「凄まじい」としか言えない彼の強烈なブルースの前では、理屈や逸話の類は今でも無意味です。

このアルバムは丁度その頃(再発見当時最初期)にレコーディングされたセッションから「コレは凄い」という曲のみを厳選して11曲収録した、現時点で彼を最初に聴くには最高のベスト・アルバム。

とにかく1曲目「デス・レター」からキョーレツですので、心して聴いてください。

戦前に、もう1人のレジェンド、チャーリー・パットンと一緒にレコーディングした幻の音源や、国会図書館用に録音された「バックバンド付き音源」という強烈な音源、その他再発見後に出された数々のライヴ盤のことなんかも・・・、いっぱい書きたいのですが、まずはコレから。


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Son House "Death Letter Blues"
(最初にこの映像を観たときはぶっ飛びました。「なんじゃこりゃあぁぁ!」と・・・)

サウンズパル店主高良俊礼の個人ブログ
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『音のソムリエ 高良俊礼の音楽コラム』
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posted by サウンズパル at 01:04| Comment(0) | ブルース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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