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2014年11月19日

ハウリン・ウルフ モーニン・イン・ザ・ムーンライト

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ハウリン・ウルフ モーニン・イン・ザ・ムーンライト(2in1)
(Chess)

(アルバム”モーニン・イン・ザ・ムーンライト”より)
1.モーニン・アット・ミッドナイト
2.ハウ・メニー・モア・イヤーズ
3.スモークスタック・ライトニン
4.ベイビー・ハウ・ロング
5.ノー・プレイス・トゥ・ゴー
6.オール・ナイト・ブギー
7.イーヴル
8.アイム・リーヴィン・ユー
9.モーニン・フォー・マイ・ベイビー
10.アイ・アスクト・フォー・ウォーター
11.フォーティ・フォー
12.サムバディ・イン・マイ・ホーム
(アルバム”ハウリン・ウルフ”より)
13.シェイク・フォー・ミー
14.ザ・レッド・ルースター
15.ユール・ビー・マイン
16.フーズ・ビーン・トーキン
17.ワン・ダン・ドゥードゥル
18.リトル・ベイビー
19.スプーンフル
20.ゴーイン・ダウン・スロウ
21.ダウン・イン・ザ・ボトム
22.バック・ドア・マン
23. ハウリン・フォー・マイ・ベイビー <“ハウリン・ウルフ”> 試聴する
24. テル・ミー <“ハウリン・ウルフ”>

もし全世界のブルースファンに「最も強烈だったアルバムは?」というアンケートを取ったら、ハウリン・ウルフの「モーニン・イン・ザ・ムーンライト」は間違いなく10位以内にランクインするでしょう。いや、もしかしたらベスト3までには余裕で入るかな?と思っております。

まずアナタ「吠える狼」なんて芸名を誰が付けますか?

実際のウルフを聴くと、狼の遠吠えよりももっとズ太くエゲツない、動物というより怪物が唸ってるような声に聞こえます。

身長2m、足に合うサイズの靴がなく、よくカカトを踏み潰して履いていたという逸話は元より「目つきが尋常じゃねぇ・・・」と、幼少期から周囲に恐れられていたウルフ。

少年時代にはミシシッピ・デルタ・ブルースの巨人チャーリー・パットンの追っかけみたいなことをして、直接ギターの弾き方を教わり、そのすり潰したようなガラガラ声で叫ぶような歌唱法も彼から受け継いで「狼」を名乗った男。

30代後半まで、恐ろしく治安の悪いウエスト・メンフィスでバンドを率いて大暴れして、シカゴに出てきたのは何と40代にもなろうという時だと言いますから、何てエネルギッシュな人なんだと思います(ちなみにロバート・ジョンソンよりちょい年上なんですね)。

シカゴに出てきても一切妥協せずに、泥臭く荒削りのロッキン・ブルースで、既に「帝王」と呼ばれていたマディ・ウォーターズに敵愾心剥き出しで勢力を二分したと云いますから、もはや何というか、ブルースマンというよりはマフィアの親分みたいな人でありますな。

さて、そんなウルフをまずは聴いてみよう、いや、ここまで読んで聴いてみたくなった!という方に、まず最初に聴くべき一枚として、代表作とされる「モーニン・イン・ザ・ムーンライト」をキョーレツに私はオススメします。

このアルバムは、彼が単身「殴り込み」な気持ちでシカゴへやってきてすぐに契約を交わしたチェス・レコードからリリースされたもので、最初の「ン〜ンン〜・・・」という不気味なモーン(唸り)から、タフで荒々しい声と、洗練などクソ喰らえのやさぐれ炸裂のキョーレツな音が爆発しとります。

「シカゴに来てからリリースされた」と、言いましたが、一部の楽曲はウエスト・メンフィス時代の音源が入ってまして、一言で言えば「暴力」(「ブルース」なんて生易しいもんじゃあない)なノリとアツさで突っ走るウルフ(巨大狼男)のカッコ良さは、もうコレ一発で、嫌でも理解できるでしょう。

CD化に際しては、嬉しいことに2枚目のアルバム「ハウリン・ウルフ」が後半に丸々収録されてます。

ウルフ自体はまったく変わらないダミ声でシャウトしておりますが、コチラはシカゴの重鎮バンドリーダー、ウィリー・ディクソンのバンド、そしてウルフをして「我が息子」と言わしめた天才ギタリスト、ヒューバート・サムリンも加わり、更に厚みと深みを加えたモダンな演奏も聴ける。・・・つまり「初めて聴く人には申し分ないハウリン・ウルフ入門盤」として、もう最高なアルバムなんです。

最後にアタシの個人的なエピソードをひとつ。

十代の時に「ブルースはやっぱりアナログで聴きたいよね」と思って、ターンテーブルも持ってないのに「モーニン・イン・ザ・ムーンライト」のレコード買ったんですね。

ある日お金を貯めてやっとターンテーブル買って、電機屋さんに配達とセッティングまでしてもらった時、このレコードを一番最初に再生したんです。

その時の電機屋さんの一言

「ん?あれ?何これ、ヴォーカルの音割れてますね。おっかしいなぁ〜・・・?」

はい、それがウルフの声だと気付くまで、10分ぐらいかかりましたち(笑)


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Howlin' Wolf - Moanin' at Midnight
(カッコイイ!というより恐ろしくすら思えました。強烈です。)

サウンズパル店主高良俊礼の個人ブログ
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『音のソムリエ 高良俊礼の音楽コラム』
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posted by サウンズパル at 18:07| Comment(0) | ブルース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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