2014年11月29日

ミシシッピ・フレッド・マクダウェル Mississippi Delta Blues

1.jpg

ミシシッピ・フレッド・マクダウェル Mississippi Delta Blues
(Arhoorie/Pヴァイン)

【収録曲】
1.Write Me A Few Lines
2.Louise
3.I Heard Somebody Call
4.61 Highway
5.Mama Don't Allow Me
6.Kokomo Blues
7.Fred's Worried Life Blues
8.You Gonna Be Sorry
9.Shake 'Em On Down
10.My Trouble Blues
11.Black Minnie
12.That's Alright
13.When I Lay My Burden Down
14.Fred's Rambling Blues(BONUS TRACKS)
15.Don't Look For Me On A Sunday (BONUS TRACKS)
16.Good Morning Little School Girl (BONUS TRACKS)
17.Little Girl,Little Girl,How Old Are You (BONUS TRACKS)
18.Drop Down Mama(BONUS TRACKS)
19.Early This Morning (BONUS TRACKS)
20.Keep Your Lamp Trimmed And Burning (BONUS TRACKS)
21.Get Right Church (BONUS TRACKS)
22.I'm Going Over The Hill (BONUS TRACKS)
23.Amazing Grace (BONUS TRACKS)


で、ブルースです。

アタシの定義するところの「ブルース」は、ビールジョッキ片手に、泣きのギターにオーイェー♪てんじゃあありません。

そんなもんはブルース道の初歩の初歩、まだまだ甘い(っつってもそうういうのも好きでよく「おいぇ♪」「わぁ〜お♪」つってますが、湯のみ片手に・笑)音楽的にもヴィジュアル的にもなんかもう極まり果てたおっさんが、どこノメーカーのものかよーわからん、チューニングすらも怪しいようなギターを無理矢理ゴリゴリ言わせてるものに限ります。

そーゆーおっさんは、やっぱり大都会にはあんまおらんです。

レコードの旅をして捜し求めてみるならば、やっぱり70年代以前のアメリカ深南部にチェックインしてみるのがよろしい。

でミシシッピはヒル・カントリーというところにおって、60年代に”発見”されたフレッド・マクダウェルという人です。

こぉれがもうキョーレツに「土着のドロドロしたもの」を、感じさせてやまない。

アタシがこの人のことを初めて知ったのは、忘れもしない中学生の頃でした。なんとはなしに「学校だりぃ、ブルースでも聴くべ」と思って購入した「アトランティック・ブルース・ギター」というオムニバスの2曲目に、いきなりコノ人の演奏が入ってたんですよ、ええ、いきなり。

そのアルバムには、B.B.キングとかTボーン・ウォーカーとか、ブルースの、そりゃもう凄い神様みたいなそうそうたる面子の演奏がたっくさん入ってたんですが、ええ、アタシもそのへんの名前見つけて「これ、買お」て思ったんですが、”ミシシッピ・フレッド・・・なんとか”という、知りもしないおっさんが、ギター弾き語りでやっておる。

「なんじゃこりゃ!ブルースとか言って、アフリカかその辺の民族音楽拾ってきただろ!?」と思わず叫んでしまった「シェイク・オム・ダウン」という曲に、完全にヤラレてしまったんですね。

で、フレッド・マクダウェルのCDやレコードを探しては買い集め・・・というお約束のパターンになってしまったんですが、どの作品を聴いても、彼のブルースはヒジョーに”土”。つまり土着的なエモーションが沸々と煮えたぎっておって、しばらくはフレッド・マクダウェル以外耳が受け付けなくて困るほどでした。

今回のオススメでありますこの「Mississippi Delta Blues」は、1960年代にリリースされた作品で、実質的な彼のデビュー・アルバムです(59年に資料用としての録音盤がある)。

全曲アコギ一本の一発録音で制作されてるんですが、情念の塊のような甲高い声と、えぐるようなスライドギターの音の生々しさ、そして何よりリズムの攻撃性は、そんじょのヘタなバンドものを遥かに凌駕するものであります。

このアルバムをリリースしたアーフーリー・レコードってのが、これまた面白いレーベルで、クリス・ストラックウィッツという白人青年がライトニン・ホプキンスの熱烈なファンで、当時行方不明だったライトニンを「南部で捜索してレコーディングするぅっ!!」という気合い”だけ”で設立したレーベルなんですね。

で、南部へ行って、あちこち回ってるうちに「やっべぇ!すげぇブルースマンたくさんいるぅぅぅぅ!!」と、感極まっているうちに、色んなブルースマンのレコーディングを行ったという・・・。

まぁ、イカレてますね。

ですがそのお陰で歴史に埋もれかけていた「エゲツないホンモノのブルース」の数々が世に出されて、こうやって私らの耳にも届くことになった訳ですから、感謝してもし足りないですね。

なのでこの文を読んじゃったそこのアンタ、コレ買いんさい。

余談ですが、そのクリス青年の執念は実を結び、ライトニンは無事ヒューストンの質屋で「自分のギターを質に入れている現場」を押さえられ、無事確保されます。結果レコーディングされたのがコレ


↓お買い上げはコチラから




Mississippi Fred McDowell - Write Me a Few Lines
(コレがこのアルバムの1曲目ですたい。おっそろしいノリですグルーヴです・・・)

サウンズパル店主高良俊礼の個人ブログ
http://ameblo.jp/soundspal/

BASEショップもありますよ(ここでしか買えない商品アリ)http://soundspal.thebase.in/

『音のソムリエ 高良俊礼の音楽コラム』
http://5spot.info/
posted by サウンズパル at 17:42| Comment(0) | ブルース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: