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2014年12月05日

ハウンドドッグ・テイラー ビウェアー・オブ・ザ・ドッグ~ライヴ

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ハウンドドッグ・テイラー&ザ・ハウスロッカーズ ビウェアー・オブ・ザ・ドッグ~ライヴ
(Pヴァイン)

【収録曲】
1.Give Me Back My Wig
2.The Sun Is Shining
3.Kitchen Sink Boogie
4.Dust My Broom
5.Comin’ Around The Mountain
6.Let’s Get Funky
7.Rock Me
8.It’s Allright
9.Freddie’s Blues

永遠のワイルド・チンピラ・ブギーマン、6本指の凄いヤツ、そのエゲツないスライドと、全編ブギ♪とにかくブギ♪の「コレしかないぜ!」スタイルが、潔くてカッコイイ!そのアルバムはとにかくブギ!(以下略・笑)

てなわけで、ハウンドドッグ・テイラーであります。

90年代にジョン・スペンサーが超絶賛大リスペクトを表明して、再評価された時もありましたが、コノ人は「ブルースマン」っていうより、ゴッキゲンなロックンローラーと言ってもいいですね〜。

ギター+ギター+ドラムスという、トリオ編成で、恐らくアンプフルテンノギャンギャンしたエゲツない音で、3コードのアップ〜ミドルテンポの曲”しかやらない”という、ついでにその「ゴキゲンなチンピラ」という形容以外思いつけない、明るくて頭空っぽな(失礼!)唄いっぷりも素敵なハウンドドッグ・テイラー。

昔働いてた職場の先輩から

「ハウンドドッグ・テイラー聴いたことある?ゴキゲンだぜ」

と、ススメられてその先輩の部屋で聴かせてもらい

「ヤッベー!コレ、ヤベーっす!!」

以外の言葉が出てこなかった。

それが、このライヴ・アルバム(1975年作)です。

とにかく1曲目の「Give Me Back My Wig」を聴いてください。

当時の黒人音楽は、ファンクからディスコへと流行がめまぐるしく移り変わってた時代でありますが、テイラーが根城にしていたシカゴ黒人街のアンダーグランドなクラブでは、まだこういった泥臭い泥臭い(重要なので2回言いますよ!)ブルースでグデングデンになりながらで踊り狂っていたブラザー達がいっぱいおったんですね。

本人の回想では

「シカゴのサウスサイドとかウエストサイドでブルースが聴けるクラブなんてのは、大概ヤベぇところだよ。酒かっくらって暴れるヤツもいりゃ、マズいクスリでハイになってるヤツもいた。ポケットにカネなんか突っ込んでたら、クラブ入って出るまでの間に全部盗られちまうから、みんな靴下とかに入れてたな、ヒッヒッヒ。オレらハウスロッカーズは、そんな中でプレイしてるのよ。ヤバい空気になってもオレらが爆音で演奏すりゃあもうゴキゲンよ、みんなワケも分からず踊り狂うのさ♪」

そんな空気が、もうアルバム全体から、テイラーと彼の”ハウスロッカーズ”のタフなサウンドからムンムンと漂ってきますね〜。ライヴ盤ならではのラフで良い意味で雑な録音が醸し出すリアリティもハンパないですわ先輩。

このアルバムは、ハウンドドッグ・テイラーの公式な「3枚目のアルバム」として世に出される予定でしたが、リリース直前にテイラーが急死したので、図らずも追悼盤となってしまったといういわくつきの音源で、その前に出されたスタジオ盤2枚も、死後リリースされたアルバム2枚も、どれもテイストは一緒でどれも最高なので、ぶっちゃけ「ハウンドッグ・テイラー」という名前を見かけたら目ェつぶってどのアルバム選んでもよろしい。

どのアルバムも「全部ブギ!とにかくブギ!ラブ?ピース?くだらんくたばれ」ぐらいのアタマの悪いキレッキレのエゲツないテンション冴えまくりなので、出来れば全部お聴きなさい♪


ちなみにテイラーは1915年生まれだから、1911年生まれのロバート・ジョンソンと世代的にそう変わらんのですよね(マディ・ウォーターズとおない年だぜ、何てこった!)。

70年代に本格的なレコード・デビューした人だから、若手かと思っとりましたが、もうやがて還暦になろうかちゅう時にこんなイケイケの音楽やっとったんですね、恐ろしか・・・。



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Hound Dog Taylor - Give Me Back My Wig (Live sound)
(一曲目からこのハイ・テンション!スライドヤバし!!!)

サウンズパル店主高良俊礼の個人ブログ
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『音のソムリエ 高良俊礼の音楽コラム』
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posted by サウンズパル at 17:51| Comment(0) | ブルース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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