2014年12月20日

左とん平 とん平のヘイ・ユウ・ブルース

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左とん平 とん平のヘイ・ユウ・ブルース
(トリオレコード/クリンク)

【収録曲】
1.とん平のヘイ・ユウ・ブルース
2.東京っていい街だな
3.とん平の酒びたり人生
4.続・東京っていい街だな

「世の中はすり鉢だよ!世の中はすりこぎなんだよベイベー!」

「くたびれてひとりぼっちのすりこぎに、オレはなっちまった。」

「オレをすりこぎにしちまったヤツ、それは誰だ!?」

まぁその当時はよくある「三枚目俳優のコミック・ソング」としてちょこっと話題になってた1枚のシングル盤に過ぎなかった「とん平のヘイ・ユウ・ブルース」。


しかーし!、1973年に1人の役者が発した「魂の叫び」は、90年代に心ある音楽ファンの間で「コレは最高にイカすソウル・ミュージック、いや、ブルースだ!」と、再評価の機運が高まり、その前後にリリースされた「とん平の酒びたり人生」「続・東京っていい街だな」の2曲も追加収録されたマキシ・シングルとしてリリースされ、大いに話題を呼びました。

いや、「昭和歌謡」というものが好きなら、ソウル、ファンクが好きなら、いやいや「日本人」なら、コレは聴いておかねばならない名曲でしょう。

左とん平氏の、俺たちのジェイムス・ブラウン並の気合いの入りまくった熱唱とメッセージは、実に生々しい魂の叫びであり、ミッキー・カーティス・プロデュースの、最高に黒いグルーヴがうごめくファンク・サウンド(1973年ですよ)を耳にして、心を揺さぶられない人は、ちょっとどうかしてるぜ!と、左とん平氏のモノマネで突っ込みを入れてもいい。昭和歌謡史に残る、いや、残さねばならない、廃盤になっても未来永劫何百回でも再発して聴き継がれていかねばならない、コレは名曲です。

大槻ケンジやカンニング(お笑いの方ね)も、この曲に衝撃を受けてカヴァーし、中島忠幸氏が亡くなった時は、その出棺の際に本曲が流された程。

昭和の時代には「コミック・ソング」「おバカ歌謡」「B級ポップス」として、愛されている曲はたくさんありますが、「とん平のヘイ・ユウ・ブルース」は、全てにおいてそのカテゴリを軽々と超越しております。

カップリングに「東京っていい街だな」「続・東京っていい街だな」は、とん平氏の”三枚目”としてのセンス炸裂の、抱腹モノのトーキン・ブルース(HIPHOP好きにはECDが「東京っていい街だな」をサンプリングしてることはもう有名な話ですね)。そして昭和の喜劇王エノケンの流儀を見事に継承した「とん平の酒びたり人生」も、笑わせなが人生の深みがじわりと滲む名曲です。

コレは一家に一枚!




Hey You Blues - Tonpei Hidari
(コレをブルースと言わずして何といいましょうや)


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ラベル:左とん平 歌謡曲
posted by サウンズパル at 17:13| Comment(0) | 日本のロック・ポップス・その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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