ディープなコラム こちらにも書いてます♪

2015年02月08日

中山康樹さん

中山康樹さんをはじめて知ったのは、1998年に出された雑誌

「JAZZ輸入盤ガイド98」

でした。


その中の「中山康樹のそれがどうした!?」

というコーナーがあって、その中で軽妙な文体で、ジャズ独特の「あれやこれや重箱の隅をつつくようなどーでもいい風潮のあれこれ」について、バッサバッサと切っていく、その痛快ぶりがホントにカッコ良くて私はファンになったんですよね。

この人が、あの有名な「マイルスを聴け!」の著者であったとは






スイングジャーナルの編集長も務めたお方であったとは

当時チンピラのアタシには知る由もなかったんですが、知ってからは「マイルスを聴け!」をはじめ、色んな著作を買ったもんです。

優れた物書きは、対象の深遠に広がる素晴らしい世界への、水先案内人であるんですよ。

ジャズの世界で私はそのように感じていたのは、まず油井正一さんで、続いて植草甚一さん、そして平岡正明さんでした。

どっかで「け、評論家なんて・・・」

て思う気持ちがあったのかも知れません。

まぁ、若かったんです(恥)

中山康樹さんは、ジャズ評論家としては、まだまだ若い世代だったと記憶しております。

基本軽妙で、ちょいと毒舌で、でも「本気のガイドブック」を書かせたら、その緻密な裏付けに基いた、親切丁寧な文章でミュージシャンの魅力を引き出す方でした。

しかも音楽的な懐はとっても深く、ビートルズやボブ・ディランを書かせても、相当に深い考察と、初心者でも大いに参考になる素晴らしい「紹介者」であったと思います。

私が一番好きな本は「超ブルーノート入門」



ブルーノートなんて耳にタコが出来るぐらい聴いてて、ミュージシャンたちのサイドストーリーも「知ってるつもり」だったんですが、この読み易いボリュームの本にギッシリ詰められたミュージシャンたちの「ドラマ」を、楽しく読んでいるうちに、ブルーノートという凄いレーベルの、本当の凄さを思い知りました。

そして「物書きとは、こうであらねばならないな」と、心から思い知らされました。



ありがとう中山さん、謹んでご冥福をお祈りします。。。




マイルス・デイヴィスとジミ・ヘンドリックス 風に消えたメアリー



『音のソムリエ 高良俊礼の音楽コラム』

サウンズパル店主高良俊礼の個人ブログ
http://ameblo.jp/soundspal/

BASEショップもありますよ(ここでしか買えない商品アリ)http://soundspal.thebase.in/
posted by サウンズパル at 17:18| Comment(2) | 音楽本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私の中山体験は、マイルス自叙伝の訳が最初でした。その後ジャズ盤のガイド本を読み、非常に解かりやすく書いてくれる人だと感心しました。否定的に見る人もいるのですが、非常に正直な人だと思います。もっとクローズアップされてもおかしくないですよね。
Posted by k.m.joe at 2015年06月06日 16:31
そうなんですよ、中山さんは「データの鬼」と言われるぐらい緻密に資料をひとつひとつ検証して、かつそれを分かりやすい文体で書ける稀有な才能をお持ちの方でした。

たまーに毒も吐きますけどね(笑)、でもそれがまた痛快で愛がありますよね。
Posted by soundspal at 2015年06月07日 19:21
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