2015年04月02日

バド・パウエル ジャズ・ジャイアント

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バド・パウエル ジャズ・ジャイアント

(Verve/ユニバーサル)

【パーソネル】
バド・パウエル(p)
レイ・ブラウン(b,@〜E)
カーリー・ラッセル(b,F〜L)
マックス・ローチ(ds)
【収録曲】
1.テンパス・フュジット
2.シリア
3.チェロキー
4.アイル・キープ・ラヴィング・ユー
5.ストリクトリー・コンフィデンシャル
6.オール・ゴッズ・チルン・ガット・リズム
7.ソー・ソーリー・プリーズ
8.ゲット・ハッピー
9.サムタイムズ・アイム・ハッピー
10.スウィート・ジョージア・ブラウン
11.イエスタデイズ
12.エイプリル・イン・パリ
13.身も心も


”バップ・ピアノ”の基礎を作り、後のピアニスト達に軒並み大きな影響を与えたモダン・ジャズ・ピアノの生みの親、バド・パウエル。

歴史的にも最重要とも言える超大物ですが、その全盛期の神懸かりな演奏のすさまじさを聴けば、スタイルがどうのとか、テクニックがどうのとか、バップ・ピアノがどうとか、そんな細かいカテゴライズは氷結した後、粉々に飛び散ってしまうでしょう。そんぐらい強烈なんです。

本作は、1949年と50年の正に”全盛期”のセッションを収録したアルバムで、前編圧倒的な迫力のハイ・テンポな演奏(一曲目の「Tempus Fugue-It」凄し!!)と、狂気すら感じさせる美しいバラードで綴った、至高の芸術作品(としか言いようがないんです、ハイ)。

鍵盤から紡ぎ出されるひとつひとつの音に、計測不能な情念が込められており、曲とか音色とかいう前に、心の深い部分に直接グッサリと突き刺さる演奏には、身も凍るほどの衝撃を感じずにはおれません。

”心地よく聴けるピアノもの”は、いくらでもありますが、ここまでダイレクトに真髄に迫る作品は、バドのアルバムの中でもそうないものです。

まずは何はなくとも聴いておかねばならぬ一枚でありましょう。





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『音のソムリエ 高良俊礼の音楽コラム』

サウンズパル店主高良俊礼の個人ブログ
http://ameblo.jp/soundspal/

posted by サウンズパル at 19:22| Comment(0) | ジャズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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