ディープなコラム こちらにも書いてます♪

2015年06月28日

キンジョウマサ樹 気化した細胞

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キンジョウマサ樹 気化した細胞

【収録曲】
1.手拭いと角砂糖
2.ふたり
3.スクランブルエッグ
4.まあるい世界
5.薬局のエアロスミス
6.R&Rに栄光あれ
7.最上階の天国
8.中庭のヘビイチゴ
9.ビスケット
10.真夜中のコンビーフ
11.気化した細胞
12.社会と政治に関する歌
13.愛より渇いた世界で


キンジョウマサ樹さんのことは個人ブログにも書きましたのでそちらもご覧ください。

で、満を持してリリースされたアルバム「気化した細胞」についてなんですが、これは非常に濃厚なロックンロール・アルバムです。

「ロックンロールって何なのよ?」と、多分多くの方は思うでしょうし、私の中でもそれは永遠の問いとして、今も頭の中をグルグルグルグル回ってるんですが、「そんなもん答えなんてねぇだろう!エレキギターをアンプにブチ込みゃロックンロールよ!」と、ディス・イズ・正論をスパッと吐けるほど、私はロックを極めてないし(多分キース・リチャーズとかならコレ言ってもOK的な発言)、人としてもまだまだアレです。

そんな私が「ロックンロール」について思うことは、「あぁ、これは音楽が鳴り響いている時に、瞬間的に血をぶわー!っと沸騰させて、余韻の中で何かどうしようもないヒリヒリした痛みを体現して感じ取ることしか出来ないものなのかもしれないなぁ・・・」という、とても切ない感傷です。

いきなり理屈をこねくりまわしているような文体で本当に恐縮なんですが、今、キンジョウマサ樹「気化した細胞」を聴きながら「何か書こう」と思っていながら、心の奥底から出てくる言葉を文にしています。

このアルバムでは、エレキギターが鳴り響いています。

やぶれかぶれで力強いヴォーカルが吠えています。

歌詞が「世間」をぶっ刺しています。

同時に言葉がどうしようもなく荒んで美しいストーリーを紡ぎ出しています。


例えればトム・ウェイツやキャプテン・ビーフハート、ボブ・ディランの「追憶のハイウェイ61」を最初に聴いて歌詞カードを読んで感じた感動だったり衝動だったり、本人から「コレはいいぞぉ〜」と奨められて聴いて胸が熱くなったブルール・スプリングスティーンの「ネブラスカ」と、同質の・・・最初に私は「密度」と申し上げましたが、それらロックンロールの素晴らしいアルバム(&文学)と同じ質の”密度”を、このアルバムから感じて熱くなっております。

とか言いながら曲として一番ツボにハマッたのは、デルタブルースぅ〜なギター弾き語りの「R&Rに栄光あれ」だったりしますが、コレはあくまで私個人としての「体験」がそう申しておるだけの話だったりします。

言っておきますが、キンジョウマサ樹の音楽はロックンロールです。

それは、生ぬるい感傷とか「みんなハッピー」な上辺のポジティヴとは間逆のベクトルから精神の懐に踏み込んで豪快な一撃を食らわす転がる岩です。「カッコイイ!」なんて今更です、私は内にあるどうしようもないものをこの音楽に触れさせてその痛みを味わうというあやうい聴き方をしています。だってロックなんだもん。











というわけでこのCD、サウンズパルで限定販売しております。

ご希望の方は soundspal1@gmail.com までメールください。












『音のソムリエ 高良俊礼の音楽コラム』

サウンズパル店主高良俊礼の個人ブログ
http://ameblo.jp/soundspal/

BASEショップもありますよ(ここでしか買えない商品アリ)http://soundspal.thebase.in/
posted by サウンズパル at 16:17| Comment(0) | 日本のロック・ポップス・その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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