2015年07月17日

大コルトレーン祭2015を開催します。

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コルトレーンとのなれそめについては先に個人ブログの方に書いてしまいましたが、はい、本日より恒例の「大コルトレーン祭」です。

これはサウンズパルがまだ末広町で営業してた時に「命日の7月17日から夏が終わるまで、コルトレーンのCDを売りまくろう!そして多くの人にコルトレーンの素晴らしい音楽や、その真摯な表現姿勢を知ってもらおう!」とはじめた特集企画でした。

今は実店舗がないので、このブログで夏の間、コルトレーンについて大いに語り、そいでもってアルバムもなるだけ紹介しようと思いますので、どうぞお付き合いください。


初日であります今日は、「至上の愛」について書きましょうかね。

ハタチの頃、コルトレーンの「ライヴ・アット・ザヴィレッジ・ヴァンガード」を聴いて以来「こんなパンクなジャズがあったのか!?ていうかジャズこそパンクだ!」と思ったアタシ、早速コルトレーン集めからはじまって、すぐにそれは良い感じに”横道”へと逸れてゆきました。

コルトレーンの繋がりでアルバート・アイラー、エリック・ドルフィー、アーチー・シェップ、ファラオ・サンダースなどなど・・・、アタシの定義する「パンクなジャズを知る喜び」に溢れた日々は最高に刺激的で、最高に充実したものでありました。

ジャズに開眼して二ヶ月目に所持していたコルトレーンのレコードは、「ライヴ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード・アゲイン」と「チム・チム・チェリー(カルテット・プレイズ)」ぐらいしか持っていませんでしたが、2枚とも大当たりで、そりゃあもう飽きもせず何度も何度も繰り返し聴いてました。

が、いかんせんその頃のアタシには満足なジャズの知識というものがない。

特にコルトレーンに関しては、とにかく”名盤”とか”代表作”とか、そうゆう何か自分の中で基準になるような・・・その一枚を軸にコルトレーンにのめり込めそうな一枚が欲しかったので、まだ音も聴かないうちから「何か代表作らしい」という「至上の愛」というレコードに対して想いを募らせておりました。

丁度ウチの奥さん(当時彼女さん)と川越でデートをしておりましたら、本川越の駅の近くのビルの2階にレコード屋さんがあったんです。

見た感じロック系が充実していそうなお店だったので、まずはブルースのエサ箱を勢い良く漁って、めぼしいものが当たらなかったので仕方なしにジャズの箱へ・・・。

そこで、ものの10秒もしないうちに、「至上の愛」が出てきたんです。何かを思案しているような、コルトレーンの真剣な横顔が「君ィ!何か忘れとりゃせんか!?」とばかりに「ぬわ〜」と出てきたんですね。

「あ〜、忘れとった。俺が欲しかったのはコレじゃったコレじゃった・・・」と、値札を見たら《盤質A/ジャケ擦れ有:¥1200》。即買いの値段、迷わず購入しました。



帰宅してすぐに聴きました。

最初は「至上の愛」というタイトルがちょっとキザに思えて

「バラード・アルバムみたいなものかなぁ・・・」

ぐらいに思ってました。

しかしいざスピーカーから出てきた音を聴いた瞬間

やばっ!!!、深い!!!!!


しかしぃ!


正直解らん!

何かものすごい何かがあるのは分かる。しかし何だこの掴め無さはァァァァァ!!!!!

というのが正直な感想でした。

まぁでも、せっかく買ったコルトレーンだし、次の給料日までレコードの類は買えないし、何か得体の知れないものの気配は感じるし・・・ということで、ひたすら聴き込むことにしました。

仕事終わって帰宅して聴いて、寝る前に聴いて、風呂やトイレに入る時も、ドアを開けっ放しにして(失礼!)聴いて、メシを作りながら聴いて、皿を洗いながら聴いて、普通に聴くのじゃ飽きたらずに、回転数を上げて聴いて(コレはすごく良かった!)・・・という風に、私の日常は、ほぼ「至上の愛」と共にありました。

それから10数年の間、そして今も、私は「至上の愛」と格闘しております。聴く毎に「なるほど!」と思える事や、「素晴らしい」と思える事が、このアルバムからは出てきます。コルトレーンの新しい作品を買って聴く毎に、「至上の愛」鑑賞がグングン深まります。

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何度も針を落としておりますが、ボロボロになってきたのはジャケットだけで、レコードそのものは音飛びも歪みもなく、今日もゴキゲン(?)に鳴ってます。

「擦り切れるまで聴け!」ってことなんでしょうね、きっと。えぇ、一生聴きますとも、聴き続けていきますとも。

A Love Supleme...









『音のソムリエ 高良俊礼の音楽コラム』

サウンズパル店主高良俊礼の個人ブログ
http://ameblo.jp/soundspal/

BASEショップもありますよ(ここでしか買えない商品アリ)http://soundspal.thebase.in/
posted by サウンズパル at 19:24| Comment(0) | 大コルトレーン祭 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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