ディープなコラム こちらにも書いてます♪

2015年09月25日

フレディ・キング The King Years 1961-1962

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Freddie King/The King Years 1961-1962
(Not Now Music)

B.B.キング、アルバート・キングときてあぁそうだ「3大キング」の最後の雄、フレディ・キングであります。

フレディといえばB.B.やアルバートよりもひと世代(大体10歳ぐらい年下)で、バディ・ガイマジック・サムオーティス・ラッシュなどと同世代。

つまり少年時代にTボーン・ウォーカーやB.B.キングの演奏を熱心に聴き、その「モダン・ブルース技法」を自らの血肉となるまで研究した、最初の世代であるといっていいでしょう。

凄腕のギタリスト達がひしめく「モダン・ブルース第二世代」の連中の中から、フレディがポーンと抜けて先輩格の二人と並び称されるようになった理由は「たまたまキング姓だった」とかいうことではない、それと「ブルースマンとして最も脂の乗り切った42歳という年齢で夭折してしまったから」というのでもない、確かにズバ抜けた実力と、他を圧倒する個性でもってブルースの歴史を華やかに彩ったからに他なりません。

B.B.キングの必殺チョーキングを更に攻撃的にしたかのような、一撃必殺のギター・フレーズに、アルバート・キング譲りのズ太く伸びのあるトーン、独特のちょっとタメを効かせて一気に弾きまくる体感速度もブイイウ上がるノリの良さ、そしてその巨体から発せられる、時にワイルドで、時にメロウな歌声の素晴らしさ(これ、結構ポイントよ。

、更にゴリゴリのスロー・ブルースからジャンピン・ジャイブなブギー、更にラテンやソウル/ファンク系まで、結構何でもこなせるマルチな才能・・・こういった諸々が、フレディ・キングを堂々「キング(王)」たらしめた大切な要因でありましょう。

もちろん後世のエリック・クラプトンがブルースをやるときに、ギターの弾き方から唄い方まで”まんま”フレディを意識していたこととか、幼い頃隣近所に住んでいた(!)スティーヴィー・レイ・ヴォーンが「あの人はホント凄かったぜ」と語ったこととか、まぁその辺の話も色々とあるんですが、話せば長いです(汗)、まずはフレディを聴いてみましょう。




(Dics-1)
1.See See Baby
2.Lonesome Whistle Blues
3.Takin' Care Of Business
4.Have You Ever Loved A Woman
5.You Know That You Love Me (But You Never Tell Me So)
6.I'm Tore Down
7.I Love The Woman
8.Let Me Be (Stay Away From Me)
9.It's Too Bad Things Are Going So Tough
10.You've Got To Love Her With A Feeling
11.If You Believe (In What You Do)
12.You Mean, Mean Woman (How Can Your Love Be True)
13.Do The President Twist (with Lula Reed)
14.You Can't Hide (with Lula Reed)

(Disc-2)
1.Hide Away
2.Butterscotch
3.Sen-Sa
4.Side Tracked
5.The Stumble
6.Wash Out
7.San-Ho
8.Just Pickin'
9.Heads Up
10.In The Open
11.Out Front
12.Swooshy
13.(Let Your Love) Watch Over Me (with Lula Reed)
14.It's Easy Child (with Lula Reed)


フレディ・キング自体、活動した年月が短い人ですから、時期によってものすごくカラーが違うということはありません(70年代はバックがファンクだったり、スワンプ・ロック色強くなるものの、元々ファンキーなプレイ・スタイルなので違和感ナシ!)、が、あえて「この時期のフレディは押さえといた方がいいぜぇ」とアタシ個人的にオススメしたいのは、やっぱりデビュー時の60年代初頭「KING」レーベル時代の音源です。

名詞代わりの代表曲といっていい大ヒットインストナンバー「Hide Away」や、泣く子もむせぶ鬼のスロー・ブルース傑作「Have You Ever Loved A Woman」テキサス流儀のシャッフル・ビートに乗って唄&ギターともにゴキゲンな「You Know That You Love Me」など、既にこの時期から色々と極めて出来上がっているフレディが、このベスト二枚組にはガッツリ余すところなく収録されております。

いやしかし、今ドキのブルース・ファンは幸せですよ、アタシが若い頃は、フレディ・キング聴きたくても国内ではそんなに復刻されてなかったり、輸入盤は似たようなジャケットで、違う音源がバラバラに入ってるCDが色々出てたり、なけなしのお金をはたいて買ったら重複曲が結構あったり、「ちゃんと聴こう!」と思っても、なかなか「これ!」ていうアルバムなかったんですよね。。。

でも、今こうやって初期のしっかりした音源(統一レーベルの音源)が2枚組で、しかもありえんぐらいの格安で出てるとは、繰り返しますが今ドキのブルース・ファンは本当に幸せですよ・・・。






(コレはおまけ、70年代のライヴですがもうゴッキゲン♪)

『音のソムリエ 高良俊礼の音楽コラム』

サウンズパル店主高良俊礼の個人ブログ
http://ameblo.jp/soundspal/

BASEショップもありますよ(ここでしか買えない商品アリ)http://soundspal.thebase.in/
posted by サウンズパル at 18:53| Comment(0) | ブルース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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