2015年09月29日

福山雅治 結婚

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福山雅治/魂リク
(ユニバーサル)

はい、芸能事には疎いアタシでありますが、流石に「福山雅治、吹石一恵と結婚!」のニュースはチェックしました。

というのも、福山雅治は、実は密かにミュージシャン(主にギタリストとして)、そして「音楽好きの先輩」としてリズペクトしているんですよね。

素のアタシを知っている人なら「えぇ!?」と驚くかも知れません。

もちろんアタシも最初から福山雅治好きだった訳ではありません。

アタシが若かった1990年代前半は、モデルとして役者として「完璧な美男子」として福山人気、そりゃもう凄いもんでありました。

だから当然世の男の常として「なんでぇ、チヤホヤされやがってよぉ」と、張り合える顔面でもないくせに勝手に嫉妬しておったんですね、いや、お恥ずかしい。

それからしばらくして、ドラマ「ひとつ屋根の下」で見せた「ちい兄ちゃん」の演技がなかなかに渋くて「このヒトはもしかしたらただ見た目がいいだけの役者さんじゃないかも知れない」と思いながらも「ふ、福山雅治なんて・・・」と、オモテではのたまっておりました。いやいやお恥ずかしい。

しかし、90年代半ばになってくると「HELLO」とかのシングルがヒット、極めつけは2000年の「桜坂」です。

ね、ルックスもいい、演技も上手い、その上歌なんか唄ってもヒットしやがる!と、アタシの中のみにくい男子の本能は、勢いよくメラメラと燃えておったんです。

いやいやいや、お恥ずかしい・・・。

しかし、あるテレビ番組で、福山雅治自身が「音楽を語る」みたいなコーナーがあって、そこで彼は「自分はARBとかSIONとかサンハウス(鮎川誠のロックバンド)、それから浜田省吾とかブルース・スプリングスティーンなんかが好きで・・・。実は中学の頃からバンドやってて、本当はミュージシャンになりたくて長崎なら上京したんだけど、結局役者になるということになって・・・」と、語っているのを見たんですね。

その時の真剣で純粋な目つき、静かなトーンだけどアツい想いがジワジワと伝わってくる真摯な語り口を聞いて「あぁ、この人音楽が本当に好きなんだな・・・」と、何か感じるものがあって、それ以来本当に「隠れ応援者」でおります。

いや、確かに自身で作詞作曲した曲は「誰が聴いても”福山雅治のイメージ”を壊さないような佳曲」が多くて、それはそれでJ-POPとしてはアリだと思うんですけど(昔は石原裕次郎とか小林旭とかが唄うようなもんで、俳優としては王道なんですよね)、アタシは彼が”好き”で”想いを込めて演奏してるカヴァー曲”が結構好きです。

ファンの方には「何をいまさら」と怒られそうですが、実に15年間続いた福山雅治の人気ラジオ「福山雅治のオールナイトニッポンサタデースペシャル"魂のラジオ"」にて、ファンから「これをカバーして欲しい」とリクエストがあった楽曲を収録した「魂リク」。

これ、全曲ギター弾き語りの素晴らしいカヴァー・アルバムなんですよね。



【収録曲()内はオリジナル】
1.銭形平次
2.元気を出して (竹内まりや)
3.長崎は今日も雨だった (内山田洋とクール・ファイブ)
4.心の旅 (チューリップ)
5.チェリー (スピッツ)
6.糸 (中島みゆき)
7.コーヒールンバ (作詞・作曲:Perroni Jose Manzo/井上陽水、ザ・ピーナッツほか)
8.Raining (こっこ)
9.雨やどり (さだまさし)
10.ZOO (エコーズ)
11.さらばシベリア鉄道 (大瀧詠一)
12.12月 (SION)
13.Midnight Blue Train (浜田省吾)


まずは一発目の「銭形平次」にニンヤリするんですが、ジョン・リー・フッカーもかくやと思われる泥臭いブギーのリズムでガッツガツに弾いて唄う福山、いや男らしい、素直にカッコイイです。

大体人気歌手のカヴァーといえば、何というか「企画」の臭いがしてアレだったりするんですけど、もちろんこのアルバムも「ファンからのリクエストに応えました」という企画といえば企画なんですが、そこは彼自身が「いや、本当はコレが唄いたい」というミュージシャンとしての想いがあって、それを長年聴いてきてもう”あ・うん”の呼吸で解るファンの愛のある選曲だと思います。

どの曲にもオリジナルに対するリスペクトがありますし、ただギターをジャカジャカ弾いてるだけじゃなくて、それぞれの曲に合ったプレイスタイルをちゃんと使い分けております(「コーヒルンバ」でのフラメンコ調とか「雨やどり」のアルペジオとか)。

個人的には自身が大ファンを公言してはばからないSIONの「12月」これ、沁みるなぁ・・・。



『音のソムリエ 高良俊礼の音楽コラム』

サウンズパル店主高良俊礼の個人ブログ
http://ameblo.jp/soundspal/

BASEショップもありますよ(ここでしか買えない商品アリ)http://soundspal.thebase.in/
posted by サウンズパル at 18:51| Comment(0) | 日本のロック・ポップス・その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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