2015年12月22日

ロンドン・コーリング ザ・ライフ・オブ・ジョー・ストラマー

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ロンドン・コーリング ザ・ライフ・オブ・ジョー・ストラマー
(ジェネオン・エンタテインメント)

ある日のクリスマス・イブの日に、ニュースで『ロック・シンガーのジョー・ストラマーさんが、22日にイングランドの自宅で亡くなりました。50歳でした。』というのを見て

「嘘だろ・・・」

と、ショックでしばらく絶句したのを、つい数年前のように記憶していたのですが、今ネットで見てみたらその年は2002年。

「嘘だろ、もう13年も前のことかよ・・・」

と、再び絶句した只今です。

はい、今日はジョー・ストラマー先輩の命日、しかも13回忌になりますね(西洋にこういう風習はないかと思いますが、日本のいちファンの気持ちとして、しっかりと追悼したいので敢えてこういう書き方をします。気持ちとしてです)。朝から大好きなクラッシュのアルバムと「ジョー・ストラマー&メスカレロズ」のCD、そしてクラッシュ結成前に在籍していた「The 101'ers」のCDを仕事車に積んで聴きまくっておりました(今日の仕事は遠出だったのでサム・リヴァースの45分強の狂盤「ストリームス」を聴くつもりだったのですが、ジョー・ストラマー先輩の日というのを思い出して急遽変更)。


ジョー・ストラマー先輩は、その音楽性だけではなく、常に「思想としてカッコイイパンク」を体現していた人だったと思います。

割と裕福な中産階級の生まれでありながら、常にその視線は「弱いもの」の方に向けられ、彼らを励まし、奮い立たせるメッセージを歌やインタビューで発信しつづけ、世の不条理やそういった不条理を生み出しているシステムと「戦え」と、音楽と行動でハッキリと世界中の音楽ファンに、先頭に立って示し続けてきた人です。

アタシは中学時代、ジョー・ストラマー先輩の姿勢を見て「こういう男にならねばな」と思って「誰に何と言われようとカッコイイと思ったものはカッコイイと思う」ことにしてきました。

非力ではありましたが「弱い人」「困ってる人」を見かけたら、自分はその人達の味方でありたいと思ってきました。

パンクロックというのは、単なる音楽かも知れません。

でも”パンク”というのは生き方なんです。

そう、教わってきましたし、今もアタシは色んな音楽に寄り道しながらも中学の時ジョー・ストラマー先輩に教えられたことを表現や日常生活の寄るべき柱にして生きております。

でも、ジョー・ストラマー先輩のそういった「ものの考え方」にひとつピーンと筋が通っていて、とてつもない説得力があったというのは、やはり純粋な「音楽に対する愛」が心の奥底の一番熱いところにあったからに他なりません。

だからアタシはクラッシュ経由で色んな洋楽を知り、そのカッコ良さを体験することが出来ました。

ロカビリー、戦前ブルース、ジャズ、スカ、ルーツ・レゲエ・・・どのジャンルの音楽も、今こうやって「カッコイイ音」として聴くことが出来ることも、原体験としてクラッシュのサウンドに触れてシビレたという体験があったからに他なりません。

で、特に若い人に「パンクロックって凄くカッコイイんだよ、ジョー・ストラマー先輩って最高に男だよ」と、ジジイになっても言い続けていきたいアタシは、今日のこの日に「まずは観ておくべき!」のドキュメントDVDをご紹介します。






このDVDボックスは単品で「Future Is Unwritten」と題されてリリースされていたジョー・ストラマー先輩の生い立ちからクラッシュでの活動、そして晩年に至るまでの足取りが、貴重な関係者たちの証言(イトコ、学生時代の友人、バンド仲間などなど)レア映像(子供時代のジョー・ストラマー先輩とか、クラッシュのあれこれとか)と、最高にカッコイイ音楽(クラッシュだけじゃなくて、MC5、ウディ・ガスリー、エルヴィス・プレスリー、ブッカ・ホワイト、U・ロイ、エディ・コクラン、ニーナ・シモンなどなど、先輩が影響を受けた様々なジャンルの音源)とが終始一貫して観る人の目と耳を釘付けにする最高のドキュメンタリー作品に、オリジナルTシャツに缶バッヂなど、色んな特典がてんこ盛りの正に「メモリアル・ボックス」であります。

個人的にはブルースについて言及している部分にグッときました。あとオープニングの「白い暴動」で鳥肌が立たないロックファンはいないと思います。そいでもって亡くなる直前2002年の、損得抜きで「心意気」で敢行した消防署ライヴ・・・。あ、あんまり書くとネタバレになりますのでアタシの能書きはどうでもいい「ロック」という言葉に何か特別なアツいものを感じる人はもう一生モノだと思ってぜひとも、いや、何卒お手本に!





『音のソムリエ 高良俊礼の音楽コラム』

サウンズパル店主高良俊礼の個人ブログ
http://ameblo.jp/soundspal/

BASEショップもありますよ(ここでしか買えない商品アリ)http://soundspal.thebase.in/
posted by サウンズパル at 19:23| Comment(0) | ジョー・ストラマー先輩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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