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2016年09月10日

riku matumoto mako sakai  縁-en-

無題.png

riku matumoto mako sakai/縁-en-
(en-001)

【収録曲】
1.糸繰り節
2.むちゃ加那節
3.塩道長浜節
4.豊年節
5.いきゅんにゃ加那


久々に奄美関係、しかもシマ唄モノのCDの紹介です。

元ちとせ、中孝介のブレイク後、奄美では彼らに憧れてシマ唄を習い始める若い人達が増え始めたのが2000年代のはじめごろ。

ちょうどその頃小学生とか中学生だった人達が、今や高校生とか成人とかになって、今やシマ唄界隈は、新世代のフレッシュな唄者であふれているようです。

一方でポップスやクラシックなど、他ジャンルのミュージシャン達からも、奄美シマ唄は「他のどの地域にもないオリジナルな音楽」として注目を集めてもおります。

んで、今日ご紹介するのは、とてもとても若い人達、奄美出身のクラシック・ピアニスト松元陸と、喜界島からは唄者の界眞子のコラボによるCD「縁-en-」です。

聴いてみて最初に思ったのは「あぁ、凄い透明な世界だなぁ」ということです。

例えばアタシなんかの知る(といってもそんなに詳しくはないのですが)シマ唄というのは、例えば結婚式や新築のお祝いなんかで、唄者のおじちゃんやおばちゃんが、長年鍛えたパンチのある声で、腹の底から情念たっぷりに声を放つあのスタイル。

もちろんそれは宴席のガヤガヤとか黒糖焼酎とか煙草とか美味しい煮物の匂いとかとセットでくる、懐かしい骨太な記憶なんですが、こちらの若い(多分まだ20代前半)2人の、実にピュアで洗練を極めたシマ唄とピアノの共演は、良い意味で旧来のシマ唄と対極の位置にあります。

唄われている楽曲は、いずれもシマ唄の中でも特に有名なものばかりで、奄美の音楽に興味のある方にとっては、すんなりと安心して聴けるでしょう。

「シマ唄とピアノ」といえば、ベテラン朝崎郁恵がまず取り組んだスタイルで、アレで多くのコアな音楽好きが「奄美のシマ唄やべぇ!」となったと思いますが、アチラは主役の”唄”に、どこまでもさり気なくピアノが寄り添うスタイルでした(そりゃそうです、朝崎さんの声はバックが何であれ、強烈にその場をその声の”色”に染める存在感がありますから)が、このCDではもしかしたらどこまでも透明で、喩えれば蜻蛉の羽のような界眞子の歌声を、松元陸の柔軟な、でもしっかりと「メロディの軸」があってブレないピアノが絶妙なアレンジで優しく導いているような感じがして、その質感もまた何かこう新しいものを、みずみずしさと共に感じさせてくれるのです。

最近ではフィギュアスケート世界女王、宮原知子との”大島紬コラボ”でも音源が使われております。

http://dentsu-ho.com/articles/3690


今後それぞれピアニストとして、唄者としてどう進化していくかも楽しみであります♪

コチラのCDは受注販売になります。欲しい方/お問い合わせは soundspal1@gmail.com まで!





『音のソムリエ 高良俊礼の音楽コラム』

サウンズパル店主高良俊礼の個人ブログ
http://ameblo.jp/soundspal/
posted by サウンズパル at 11:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 奄美沖縄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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