2018年10月28日

ロバート・ジョンソンの「Love in Vain」


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昨晩は名瀬屋仁川エリアにあるバー『Wood Note』にて、アコースティック・ライヴ・イベントがあり、アタシも弾き語りで出演してきました。


弦がもういい加減サビサビだったので、3日前に張り替えて、ラフにチューニングをして馴染ませ、出発前にオープンAにチューニングして颯爽と出かけようと思ったら、えぇ、張ったばかりの弦がいきなり「ブチッ!」と切れやがったんです。


張り替えてチューニングする時間もなければ、そもそもスペアの弦がない。

急遽予定を変更して、友達のギターを借りて全曲レギュラー・チューニングでステージをこなしました。

さて、レギュラー・チューニングで弾けるブルースってあったかな・・・?と、出番前に色々と記憶を辿っていたら、何とまぁ懐かしい思い出に当たりまして、それはアタシが頭の悪い高校生の時でしたから、今からもう20年以上前ですねぇ・・・。

ロバート・ジョンソンを雑誌で知って、2枚組のブ厚い『コンプリート・レコーディングス』を、なけなしのカネをはたいて購入し、さぁ俺はコイツを聴くことでブルースの奥義を極めるんだとか、まぁアタマの悪い高校生ですから、そんな訳のわからないことを考えてはウキウキしておった。

ところが、最初に聴いたロバート・ジョンソンというのは、う〜ん、何だか凄く深い情念とか怨念みたいなのは確かに感じる・・・のかも知れないが、何せ戦前の古い音源でしかも弾き語りです。どうにもアタシには全部同じ曲に聞こえてしまい、しばらくは頭を抱えたりひねったりしながら聴いておりました。

で、ある日友人の家でグダグダしてる時、ローリング・ストーンズ聴いてたんですよね。

そしたら何か綺麗なギターのアルペジオが渋い曲が流れてる。

「おい、コレいいバラードだな」

「これはラヴ・イン・ヴェインよ、ロバート・ジョンソンのカヴァーだろが」

「え?知らん・・・ちょっと待て、家でちゃんとロバート・ジョンソン聴いてくる」

とか何とかいう会話をしたかも知れません。

で、件の『Love in Vain』なんですが、あーあーこれは、ディスク2の後半に入ってる。子供が一番退屈する時間帯じゃないですか・・・。

反省して『Love in Vain』聴き直しましたが、やっぱりどこかキラキラアレンジされているストーンズに比べたら地味な感じがしました。

でも、ギターを始めて3年、エレキギターを買って1年、そろそろブルースを弾けるようにはなりたかったし、「でもこれ、原曲の方を歌えるようになったらちょっとカッコイイんじゃない?」という嫌らしい気持ちも出てきて、一生懸命耳コピでコードを探りながら最初はじゃーんじゃーんと「GーC7-D7」のコード弾き、そっからアルペジオから親指を分離っぽく聞こえるフィンガー・ピッキング・・・・。

そん時はブルース・ギターの弾き方の基本的なことも全然分からなかったし、ロバート・ジョンソンがオープン・チューニングだということどころか、オープン・チューニングって何すか?程度のギター脳しかなかったので、コピーには本当に苦労して、何とかレギュラー・チューニングで”それっぽく”弾けるようになるのには、半年以上かかりました。




(Love in Vain入ってるのはこっち↓邦題は「むなしい恋」)


でもまぁそれがアタシが「最初に弾き語り出来るようになったブルースの曲」だったんです。

あー何か懐かしいな、嬉しいな、よしそうだ、ひっさびさに『Love in Vain』やろう、しかもあの頃のブルースもどきアレンジで。てな感じで。

昨晩のイベントは他の出演者のみんながもうなんかすっごく上手くて(演奏も聴かせるのも)熟練味のある人達ばかりで楽しかったし、何か十代の時みたいなドキドキワクワクした気持ちになれたなぁ。

今日はもう思いっきり個人的な話でしたが、たまにはこんな記事もどうでしょうね。読んでくださった皆さんありがとうございました。



コンプリート・レコーディングス~センテニアル・コレクション










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『音のソムリエ 高良俊礼の音楽コラム』

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posted by サウンズパル at 23:28| Comment(0) | ブルース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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