ディープなコラム こちらにも書いてます♪

2017年01月20日

ストラングラーズ グレイテスト・ヒッツ1977-1990

セックス・プストルズ、クラッシュ、ダムドときてストラングラーズ・・・。

いわゆる「オリジナル・パンク四天王」というやつですね。

ロックに目覚めてからはとにかくパンクだと、この4つのバンドは聴きまくりました。

でもその中で一番よくわからなかったのがストラングラーズ。

はい、何というかストラングラーズの曲って、一曲一曲がとてもよく作り込まれてて、勢いに任せて疾走する曲というのがあんまりなかったんですよ。

だから最初の頃、というか十代の頃はストラングラーズの良さが今いちピンとこなかった。

ただ、彼らの思想だとか姿勢だとか、ベースのジャン・ジャック・バーネルが武士道大好きで極真カラテやってるとか、そういう精神面での”パンク”だと思って聴いていました。



それがちょっと変わってきて「ストラングラーズってフツーにカッコイイじゃん!」と思え出したのがハタチ過ぎた頃、パンクより前の時代のロックとかブルースとかソウルとかジャズとか、それなりに聴き漁って、一周回ってパンクを改めて聴いた時でした。

何がどうって、ストラングラーズの音が純粋に力強くてズバッ!ときたんです。

ぐいぐい前に出てくるベース、厚みのあるオルガン、粘りのある独特のグルーヴ、メロディのまっすぐな美しさとか、はっきりと分かるようになりました。

長年の付き合いになる「グレイテスト・ヒッツ1977-1990」これすごくいいです。

彼らの音楽性は結構めまぐるしく進化してて、アルバムも作品としての完成度とかコンセプトとか、そういうのが高いんで、ベストアルバムはどうかなと最初思ってたんですが、結局何だかんだ愛聴してます♪



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2017年01月17日

ジャニス・ジョプリン パール

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ジャニス・ジョプリン/パール
(ソニー・ミュージック)

1970年10月4日、ロサンゼルス、ハリウッドのホテルにて、アルバムレコーディングのため滞在していたジャニス・ジョプリンは、ヘロインのオーバードーズにより、27年の短い生涯を不意に終えました。

彼女が何度か入れ替えたバンドの中でもお気に入りの”フル・ティルト・ブギー・バンド”と共に行ったレコーディング・セッションは好調で、残るは「生きながらブルースに葬られて」という曲の歌入れと、アカペラのヴォーカルを仮録音した「メルセデス・ベンツ」のアレンジを決めるのみだったと云われております。

1968年に本格的にデビューして、世界情勢と熱くリンクして盛り上がるロック・ブームやヒッピー・ムーヴメントも追い風となり、彼女は一躍”時代の歌姫”のようなスターダムな存在になりました。

小柄な体で、全身全霊を振り絞ってソウルフルにシャウトするその規格外のヴォーカルと、音楽性の奥底にしっかりと根付くブルースの強固な存在感で、その声を耳にしてそのパフォーマンスを見た人は、ほとんど彼女のとりことなって行く中、ジャニス本人はどんどん変わってゆく周囲の環境の中にどう自分自身を置けばいいのか悩み、またそれを打ち消すように激しいパフォーマンスと酒とドラッグに、追われるようにのめり込んでいったと、伝記は物語っております。






【収録曲】
1.ジャニスの祈り
2.クライ・ベイビー
3.寂しく待つ私
4.ハーフ・ムーン
5.生きながらブルースに葬られ
6.マイ・ベイビー
7.ミー・アンド・ボビー・マギー
8.ベンツが欲しい
9.トラスト・ミー
10.愛は生きているうちに


ジャニスの1970年代の幕開けを告げるはずだったアルバム「パール」が発売されたのは、死の翌年の1971年1月のことでした。

前のバンド(コズミック・ブルース・バンド)は、ホーン・セクションも入ってソウル/R&B色を強めた編成でしたが、このバンドではホーンは使わず、その代わり2台のキーボードを加えたロック〜カントリーテイストがやや強くなったサウンドに乗ったヴォーカルのエモーションは、デビュー当時から一切変わりません。

このアルバムの看板曲である1曲目「ジャニスの祈り(Move Over)」は、激しくも美しい名曲。アルバム買った当初はこればっかリピートして聴いていましたが、徐々に「寂しく待つ私」「ミー・アンド・ボギー・マギー」など、ジャニスの優しい声が聴ける曲がたまらなく好きになりました。

ジャニスが遺したスタジオアルバムはどれも最高なんですが、とりわけこの「パール」はじっくり聴かせるアルバムです。オルガン2台の暖かい響きもまた染みますね。











(「Move Over」イントロからグッと持ってかれます)




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2017年01月13日

ボニー・レイット ギヴ・イット・アップ

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ボニー・レイット/ギヴ・イット・アップ
(ワーナー)

「電光石火の恋に落ちる」

という言葉がありますね。

その人を見た一瞬で、もう電流を走ったような衝撃が走って惚れてしまう。

アタシは大体が惚れやすい人間です。

十代の頃なんかね、そりゃもうヒドかった(汗)

人を見ても音楽を聴いても映像を見てもすぐに惚れてしまうアタシ、どれだけの人に恋をしたかわかりません。

今日はひとつだけ、そんな十代のアタシの恋の話をします。

深夜の音楽番組を、毎週熱心に見ていたアタシ。その頃有難かったのは、洋楽の古いロックのビデオをよくセレクトして流してくれたことですね。

クラプトンやジミヘン、レッド・ツェッペリン、サンタナなんかはそんな深夜の音楽番組で知りました。


とまれ上に挙げたビッグネームな方々は、音知らなくても親父から名前ぐらいは聞いていたので「おお、これがそうかぁ・・・」と思ってふむふむしてたんですが「名前を聞いたことない凄い人」が出てくる時が、一番興奮しましたね。

で、ある日のこと、赤毛の女の人がストラト持って、中指にボトルネックはめてスライドギターをぎゅいんぎゅいん弾いているのをいきなり見ました。

当時は女の人が泥臭いブルースのギターを弾いてるなんて、そんなの一度も見たことなかったし、しかもその弾きっぷりとハスキーな声を目一杯張り上げて唄うその思い切りの良さに、一発で惚れましたね。えぇ、ものの見事に恋に落ちました。

その人がボニー・レイット。

70年代にデビューして、当時からブルース、しかも最高に濃いミシシッピ・デルタ・ブルースに傾倒してスライドギターをガンガンに弾くアメリカの女ロッカーであるということを、翌日親父に教えてもらいました。

んでもって、そのスライドギターの神髄を、南部へ行ってミシシッピ・フレッド・マクダウェルに弟子入りして直に教えてもらったということは、ちょっと後になって知りました。


(この人、当時アタシも初めて買ったブルースのオムニバスに入ってたそのキョーレツなスライドに夢中になってました)


つまりこのお方、レコードで聴いてブルースを身に付けたとか、そういうのじゃなく、女だてらに度胸ひとつで南部まで行き「危ないから女子供は絶対に行くな」とさえ言われてた、深南部のブルース・コミュニティの中にガンガン入って行き、そこのまぁボスみたいな人に「お前はオレの娘だ!」ぐらいに気に入られてホンモノのブルースを極めてロック界に殴りこみをかけた方です。

カッコイイですよね、そりゃ惚れますて。

以後、アタシはボニー・レイットを”姐さん”と呼び、勝手に慕って今に至ります。




【収録曲】
1.ギヴ・イット・アップ・オア・レット・ミー・ゴー
2.あなただけが
3.アイ・ノウ
4.誰かに恋をするなら
5.ラヴ・ミー・ライク・ア・マン
6.トゥー・ロング・アット・ザ・フェア
7.アンダー・ザ・フォーリング・スカイ
8.あなたの想いどうり
9.ユー・トールド・ミー・ベイビー
10.ラヴ・ハズ・ノー・プライド

そんなあれこれが、高1の頃の話ですよ。

小遣いもらってやや鼻息を荒くしながら学校帰りにサウンズパルに寄って、親父に「ボニー・レイイット(と、当時呼んでた)のCDどれがいい?」と訊いたらオススメされたのはこのセカンド・アルバムです。


もう一発目のスライドでぶっ飛びましたね。

乾いた音と、何かよくわからんけどリズム感が「ブルースも弾けるわよ」じゃなくて、もう完全に「アタシゃブルースだよ!」と、強烈に自己主張してて、これはカッコよくてフィーリングも溢れてるスライドギターの素晴らしいお手本です。

ハスキーで気風のいい声もまたいいんですよね。もちろん姐さんの曲は、ドロドロにブルースな曲ばかりではなくて、カントリー風味の小粋な曲とかキャロル・キングばりのしっとりしたバラードもあって、全てのアメリカン・ルーツ・ミュージックの根っこを感じさせるその音楽性は実に幅広いんですが、その幅の広さが軽くならずにしっかりとソウルを根付かせるエモーショナルな声のとりこにもなりました。えぇ、今もしっかりと惚れてますとも。


ちなみに”人”としてのボニー・レイット姐さんも、難民や社会的弱者を支援する活動や、ビジネスのことをよく知らないミュージシャン達がレコード会社やプロダクションに搾取されている現状を訴えて、ブルースマンにちゃんと印税が入るようにあちこち直談判に走り回ったり、心も熱い人です。





(「Give It Up」ライヴです!姐さんカッコイイ!!)



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2017年01月09日

セックス・ピストルズ 勝手に来やがれ

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セックス・ピストルズ/勝手に来やがれ
(Virgin)

「パンクっつたらシド・ヴィシャスだぜ、もし今ピストルズが再結成して何の意味がある?シドのいねーピストルズなんて意味ねーぜ」

と、物知り顔でのたまってた10代の頃

「あ、いや、”勝手にしやがれ”の時って、シドはベース弾いてないのよね。大体あいつベース弾けねぇし、そっかそっか、ごめん、ピストルズ再結成しても意味あるわ」

と、反省したのがそのちょい後

その時ロックの神様は言いました

『ふむ、人間というのはロックと共に成長してゆくものであるぞよ』

と。

何かいきなりすいません。やっぱり「リアルタイムを知らない」という意味において「伝説のバンドが再結成したら」という想像遊びは、何だかんだ楽しかったし、多感な年頃のキッズにとっては、これは色んな感受性を刺激してくれる楽しい遊びであったんです。

で、ピストルズ。

1996年にいきなりジョニー・ロットン(vo)、スティーヴ・ジョーンズ(g)、グレン・マトロック(b)、ポール・クック(ds)というオリジナル・メンバー、つまり彼らがリリースした唯一のアルバム「勝手にしやがれ」と同じメンツであっさり再結成したんです。

しかもその理由というのが

「カネのため」

という、ヒジョーにシリアスな笑いに満ちたものでした。

世の中は賛否両論、とくに否定的な意見の人達が雑誌なんかを賑わせてたような気がするんですけどね、アタシは腹を抱えて笑いました。

だってほれ、既にオッサンになったピストルズが、相変わらずカッコ良くて反骨に満ち溢れたサウンドでロックンロールしてたらそれはそれでカッコイイし、オッサンになって無様に醜態を晒してだらしない演奏をしていたとしても、それはそれで「うむ、流石はピストルズ、パンクだわい」と楽しめるではないですか。いや、むしろそっちをアタシは期待してたんです。




【収録曲】
1.ボディーズ
2.セヴンティーン
3.ニューヨーク
4.分かってたまるか
5.ディド・ユー・ノー・ロング
6.ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン
7.ライアー
8.サテライト
9.(アイム・ノット・ユア)ステッピング・ストーン
10.さらばベルリンの陽
11.サブミッション
12.プリティ・ヴェイカント
13.拝啓EMI殿
14.アナーキー・イン・ザ・UK
15.怒りの日
16.バディーズ(ボーナス・トラック)
17.ノー・ファン(ボーナス・トラック)

で、再結成一発目のアルバムは「勝手に来やがれ」という人をナメくさった最高のタイトルのライヴ盤。

元より再結成して真面目に新曲を作って・・・という崇高な志などはカケラもない人達です。当然中身もかつてやった曲のオンパレード。

つまりこの「勝手に来やがれ」は、そのまんま「勝手にしやがれ」のライヴアルバムとして聴けるとゆースグレものなんです。とかいう宣伝文句になど何の意味がありましょうや。あはは・・・。

様々な思いが複雑に交錯する中で、恐る恐るCDをプレーヤーにセットして再生ボタンを押したんです。

さぁ、ヒドイ音出て来いと。

・・・あれ?

・・・え?

ちょっとまって、普通にカッコイイ・・・。


(1996年日本でのステージ、みんな相変わらず人相が悪くて良い)


えっと、基本的にピストルズの曲ってすごくシンプルで、本人達もそれをアレンジしようとかいう気はサラサラないので、曲調そのものは全然変わってません。でも、オッサンになっていい感じに歳を重ねて野太くなったジョニーの歌声、バンドの音は、ロックンロールバンドとして非常にいい意味でのまとまりを感じさせるものでした。

いや、つまり何かがどうとかあれこれ言うよりも、ギターがジャーンと鳴ってドラムがドンダンドダダン言って、吐き棄てるようなヴォーカルが歌詞をがなる。極めて真っ当なロックのカッコ良さです。それがライヴだもんで、余計にギラギラした、全く衰えないどころかより凶悪さを増して客席にダイレクトに投げつけられる憎悪と憤怒と挑発のエネルギーみたいなのが、ピストルズ何かパワーアップしてるように思いました。

あれから10年、今はもしかして「勝手にしやがれ」より「勝手に来やがれ」の方を好んで聴いてるかな?とか思いつつ、ピストルズが次のアルバム出すのを楽しみにしてます。

ところで「シドのいないピストルズに意味はあるんだろうか?」という十代の頃のアタシの疑問に対する回答なんですが

「うん、いてもいなくても大体ピストルズのやることに意味なんかないからどっちでもいいのだ」

で、まぁいいかと。らいっつ、なう♪







(これはオマケ、2007年のライヴ。更に人相が悪くなってて良い)

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2016年12月29日

ジャニス・ジョプリン チープ・スリル

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ジャニス・ジョプリン/チープ・スリル
(ソニー・ミュージック)

ジャニス・ジョプリンは、もちろんロックやブルースを聴く人にとっては、例外なくその名前を聴けば胸にこみ上げてくるものを覚える特別な歌姫だと思います。

小柄な体から内面のすべてを振り絞りながら吐き出すような唄い方にしても、その生きざまにおいても、あらゆる意味で60年代ロックを象徴する(そして悲劇の)ヒロインでありながら、アタシなんかはどうしても”ジャニス・ジョプリン”という言葉を聞くと、それがどうしても「ブルース」という言葉とイコールなんじゃないかと思い、いつも心が熱く震えて目頭が熱くなります。

アメリカの中でも最も保守的と言われるテキサスで生まれ、生来の内気さと繊細すぎる性格から、同級生たちとはあまり馴染めず、自宅で家族の世話を焼きながら、自室でベッシー・スミスやレッドベリーなど、古いブルースのレコードを聴いたり、本を読んだり、ギターを弾きながらブルースを唄う静かで優しい少女はしかし、どうしても学校での生活とはうまが合わず、大学を中退して、ヒッピー達が集うサンフランシスコに一人出て行きます。

ここで彼女は唄が認められ、初めて心打ち解けて話が出来る仲間達と出会う訳なんですけれども、同時にドラッグとも出会ってしまい、片時も手が離せなくなってしまうんです。

結局、彼女は子供の頃からの夢だった「唄で認められる」という夢を叶えて、何万人もの観衆を熱狂させるスターになっても、色んな男達と付き合っても、最終的に心の隙間を埋める相手に選んだのはヘロインで、それがために正式にデビューしてからたった3年で、27歳の短い生涯を閉じざるを得ませんでした。

「独特」とか「個性的」とかいう陳腐なものを通り越して、鮮烈と衝撃に彩られたジャニスの唄は、人生の苦悩や悲哀に彩られています。

でも、彼女の唄からは、常にそういったものを飛び越えて心を躍らせる不思議な前向きのエネルギーがあって、アタシはそれにいつも元気付けられたり励まされたり、慰められたりしています。

「ブルース」といわずして何と言いましょう。




【収録曲】
1.ふたりだけで
2.愛する人が欲しい
3.サマータイム
4.心のカケラ
5.タートル・ブルース
6.オー、スウィート・マリー
7.ボールとチェーン
8.通行止め *
9.フラワー・イン・ザ・サン *
10.キャッチ・ミー・ダディ (ライヴ)*
11.マジック・オブ・ラヴ (ライヴ)*

*ボーナストラック



ブルースをがむしゃらに補充したい時アタシは、ジャニスの「チープ・スリル」をよく聴きます。

サンフランシスコで出会い、最初に彼女を受け入れた"ビッグ・ブラザー&ホールディング・カンパニー"というロック・バンドが、ジャニスのヴォーカルをメインにして製作した、ジャニスにとっては実質的なデビュー・アルバムです(ビッグブラザー&ホールディング・カンパニーとしては2枚目)。

伝説のモンタレー・ポップ・フェスティバルで名演となり、ジャニスの名前を一気に知らしめた、ブルース・シンガー、ビッグ・ママ・ソーントンのカヴァー「ボールとチェーン」、身を切るような壮絶な歌唱で彼女の代表曲となった「サマータイム」はもちろん、明るく弾ける唄い方が何故かどうしようもなく切ない「心のカケラ」、ピアノのみをバックに、戦前ブルースのフィーリング濃厚な「タートル・ブルース」とか、あぁもうたまんなくヒリヒリするような曲がたっぷり入ってます。

ビッグ・ブラザーの演奏は、お世辞にもテクニカルとは言えません。ファズをガンガンかましてキレの良さとサイケな破れっぷりで暴れるサム・アンドリューのギターは「おぉ!」と思わせますが、リズム隊は結構素人っぽいんですよね。

だからジャニスはもっと本格的なソウル/R&Bなバッキングが出来るバンドを求めてビッグ・ブラザーから離れて行っちゃうのですが、この粗削りでドサクサな感じのバンド・サウンドとジャニスのエモーショナルなヴォーカルが、テク云々とはカンケーないところで爆発してるこの感じ、やっぱり特別です。

ブルースといわずして何と言いましょう。





(ジャニスとビッグ・ブラザー&ホールディング・カンパニーによる「ボールとチェーン」モンタレー・ポップ・フェスティバルの映像です)


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