2014年11月27日

2PAC グレイテスト・ヒッツ

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2PAC Grateste Hits
(Interscope Records)

(Disc-1)
1.Keep Ya Head Up (from "Strictly 4 My N.I.G.G.A.Z.")
2.2 of Amerikaz Most Wanted (from "All Eyez On Me")
3.Temptations (from "Me Against The World")
4.God Bless the Dead (previously unreleased)
5.Hail Mary (as Makaveli, from "The Don Killuminati: The 7 Day Theory")
6.Me Against the World (from "Me Against The World")
7.How Do U Want It (from "All Eyez On Me")
8.So Many Tears (from "Me Against The World")
9.Unconditional Love (previously unreleased)
10.Trapped (from "2Pacalypse Now")
11.Life Goes On (from "All Eyez On Me")
12.Hit 'Em Up (single, from "How Do U Want It")

(Disc-2)
1.Troublesome 96 (previously unreleased)
2.Brenda's Got a Baby (from "2Pacalypse Now")
3.I Ain't Mad at Cha (from "All Eyez On Me")
4.I Get Around (from "Strictly 4 My N.I.G.G.A.Z.")
5.Changes - (previously unreleased)
6.California Love (original version, from "How Do U Want It")
7.Picture Me Rollin' (from "All Eyez On Me")
8.How Long Will They Mourn Me (from "Volume 1")
9.Toss It Up - (as Makaveli, from "The Don Killuminati: The 7 Day Theory")
10.Dear Mama - (from "Me Against The World")
11.All About U - (from "All Eyez On Me")
12.To Live & Die in L.A. - (as Makaveli, from "The Don Killuminati: The 7 Day Theory")
13.Heartz of Men - (from "All Eyez On Me")

音楽を語る時にHIPHOPというのは絶対にハズせないわけであることとイコールで、アメリカという国の社会問題についてもやはりHIPHOPを知らないと絶対に語れない訳で・・・。

というわけで、ミズーリ州で黒人少年が警官に射殺された事件がありましたね。

どっちが正しいとか、そういうことを論じる前に、やはりアメリカという資本主義が極まり果てた超大国には、やっぱりどうしても「こういう問題」ってあるんだな、と気持ちが重たくなってしまう時、2pacのことを私はいつも思います。

1996年、25歳の若さで凶弾に倒れた2pac。

当時は東海岸と西海岸のギャング抗争が最も激しい時期であり、ラッパーなんてほとんどギャングが「(麻薬の)売人を辞めて一発当てるため」の商売だったというのを聞いて「へ〜・・」と思ったんですが、逆に考えれば大都市のスラムで育った黒人は、たとえどんなに心優しい人間でも、音楽や芸術に対する優れた感性を持っていても、ギャングにならざるを得ないという、アメリカ社会の深い闇のようなものを、2pacという1人の天才ラッパーであり、詩人であり、哲学者だった若者の死でもって、認識するに至りました。

「California Love」 等の王道ウェッサイ(ビートの太い西海岸サウンド)で、「魔都カリフォルニア」の享楽的なヤバさを高らかに歌い上げた一方で、彼の詩(リリック)には、常に仲間、家族、神、歴史上の尊敬する人物といった、彼にとっての「至高の存在」に対する愛をリスペクトがあり、ギャングであることへの根源的な、とてつもなく深い問いの中から「生と死」をえぐり出す知性も、2pacと彼の音楽からは感じられます。

今にして思えば・・・ですけど、彼のサウンドの根幹には、ブルースの時代からずっと流れ続けているブラック・ミュージックのすごく深いところにあるルーツの部分を核に、70年代ソウルの甘く哀しい響きもエッセンスとして感じられます(「Life Goes On 」や「Dear Mama」等を聴きましょう)。

このアルバムは、彼が生前に残した音源の中から選りすぐりのマスターピースを集めたベスト・アルバム2枚組です。

死後、それこそ様々な音源が出てきて、アルバム数がエライことになっておりますが、まずはコレを聴いて、90年代の「ヤバかった頃のHIPHOP」を体現しつつ、ぜひリリックにも耳を傾けてください。





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【和訳】2PAC - Life goes on (HD)
(何も言うことはありません、R.I.P・・・。)

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ラベル:2pac HIPHOP 名盤
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2014年11月06日

THA BLUE HERB STILLING STILL DREAMING

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THA BLUE HERB STILLING STILL DREAMING
(Real Life Recordings)

【収録曲】
(Disc-1)
1.THIS '98
2.ONCE UPON A LAIF IN SAPPORO
3.\
4.SHOCK-SHINEの乱 (1 PREMISE)-REMIX
5.BOSSIZM
6.STOICIZM PRELUDE (NO TIME)
7.STOICIZM
8.孤墳
9.COAST 2 COAST 2
10.続・腐蝕
11.ペンと知恵の輪 (WE LOVE IT MADLY)
12.あの夜だけが
13.AME NI MO MAKEZ
14.AME NI MO MAKEZ
(Disc-2)
1.SHOCK-SHINEの乱 (1 PREMISE)
2.RAGING BULL
3.知恵の輪 (THIRD HALLUCINATION CHAOS)
4.北風 (WIND FOR WIN)

Tha Blue Herbが、北海道札幌から日本のヒップホップ・シーンに出てきた時(1998年)の衝撃は、リアルタイムで覚えています。

1MCと1DJというシンプルなスタイルでから繰り出される、相手を選ばない強烈なリリックと、極限まで研ぎ澄まされたトラック。

当時、東京を中心に隆盛を極めていたヒップホップ、それは確かに日本のカルチャーの、とんでもないエネルギーのひとつのあらわれだったのですが、シーンが巨大になってゆくにつれて、安直なもの、ビジネスライクなもの、ポーズだけのもの、軽薄なものも玉石混合で市場に”売り”に出されていた。

そんなヒップホップに、東京を中心とした硬直したシーンへの、地方のシーンからの強烈な「宣戦布告」だったのが、このアルバムでした。

あらゆるものをぶった斬り、そして高い文学性と、精神性を兼ね備えたBOSSのリリックは、それでいてシンプルに

「戦え!」

というメッセージを若者に放ちました。

このアルバムを聴いて「戦う」ことを決意した人は何人いるでしょう(私もその1人です)。

このアルバムを聴いて、HIPHOPがホンモノのレベル・ミュージックだと気付いて、愛するその他(ロックとかパンクとかレゲエとか)の音楽と「同じ地平のものである」と、冷や水を浴びせかけられた如く気付いた人っは何人いたでしょう(私もその1人です)。

とにかく全てはこの1枚から始まりました。

空前のヒップホップ・ムーヴメントはその全盛を終えて、音楽業界そのものが、相変わらず腐ったままくたばりかけている現在でも、彼らのメッセージは不変です。

そして、このアルバムの威力もまた不変です。

私はいつまでもこのアルバムを、そしてTha Blue Herbをリスペクトしつづけるでしょう。

ピース



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Tha Blue Herb - 智慧の輪 Chie no Wa


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2014年09月30日

Oliveoile・Ill Bosstino・B.I.G.Joe Mission Possible


114.jpgOliveoile・Ill Bosstino・B.I.G.Joe/Mission Possible

【収録曲】
1.Mission Possible


せっかく沖縄のことを書いたので、この曲も紹介しておきましょうOlive Oil、Ill Bosstino(Tha Blue Herb)、B.I.G.Joeの1DJと2MCが2010年に放った渾身の一曲です。

「Mission Possible」と題された本作のテーマは、沖縄の普天間基地問題。

徳之島出身のOlive Oilと、MCとして、アジテーターとして最高峰の実力の持ち主であるIll Bosstino、そして同じく北海道の実力派MC.B.I.G.Joeの3人が組むということで、かなりアツイものを期待しておりましたが、本作のアツさは予想以上です。

メッセージソングですので、どう受けとめるかは聴く人次第ですが、私はこの曲に、今現在の問題に対する単純なアンチテーゼだけに止まらない、社会の在り方に対する根元的な問いと一筋の希望みたいなものを感じました。

ビートに身をゆだねてください、リリックに耳を傾けてください、ひとつひとつの言葉を聴く人の胸に刻むためにトラックはあります。



『列島迷走 マニフェストの幻想へのレスポンス 未来世紀への伝言 俺達は一人一人が無力だが ここでちゃんと繋がってる 一人じゃない』-Ill Bosstino










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