2020年06月30日

藤井風 HELP EVER HURT NEVE

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藤井風/HELP EVER HURT NEVE
(ユニバーサル)

アタシは好きな音楽をとことん掘り下げて聴くのも好きですが、それぐらい大事にしたいのは「何の前知識ナシでふと耳にした音楽
感動すること」も大事にしたいなと思っております。

しかしまぁ最近はテレビでもほとんど音楽番組やらなくなってしまったし、音楽雑誌も立ち読み出来るほど出回らなくなった。だから自分の感覚というのがどんどん風化していってるんじゃないかと心配です。特に新しい国内の音楽に関しては不安ですね。流行に乗りたいとか、もうそういう事を考える歳でもないのですが、やっぱり「知らない新しいものと出会いたい!」という気持ちは常にあるのですよ。

だからこそ「知らない新しい日本のミュージシャン」のグッとくる曲や作品を見付けると嬉しくなる。

という訳で2020年デビューの「おっ!これはカッコイイ!!」と思った日本のシンガーを今日は紹介します。藤井風です。

ウチの奥さんがですね、家事をしながら何か良い感じのソウル聴いてると思ってよくよく耳を澄ませたらどうも音質が凄く新しい感じで

「おや、これは最近の人かい?カッコイイじゃないか」

と言ったら

「藤井風っていう人だよ、この人凄いんだよ」

と言っていたので、ちょいと興味が出て自宅で一緒にずっとCDとかネットにアップしてある音源とかを聴いておりましたが、いやぁこの人は深い。プロフィールを読むと小学生の頃から色んな歌をカヴァーして、それを演奏しながら歌ったやつをYoutubeにアップしていたとか。

楽器は多分色んなのが出来ると思うんですが、特にピアノ(鍵盤)が凄く上手いんですね。上手な人にありがちなタッチのカキンコキンがなくて、かつ音がべちゃっと潰れないナチュラルな響き。上手く言えないんですがあの〜、アレですよ。スティーヴィー・ワンダーとかがとてもファンキーな曲やってるんだけど、ピアノの音を聴くとどの音も凄く粒が揃ってて、かつ特有のぬくもちを有した響きがあって「いや、スティーヴィー・ワンダーのピアノってよく聴くとすげぇな・・・」ってなる”あの感じ”を持っているトーンなんです。

う〜ん、何だか抽象的でわかりづらくてすいませんねぇ。。。とにかくこの人の歌や演奏を聴いて感じたのは、小さい頃から英才教育受けてきて凄いとか天才とかそんなんじゃなくて

「ソウル・ミュージックが本当に心から好きで、好きな音楽を自分のサウンドを使って自分の表現で伸び伸びとやってる」

という、心からの音楽好きが歌ったり演奏したりする時にだけ出る”わかるヤツにはわかる匂い”に裏付けられたカッコ良さや切なさや音の暖かみだったんです。

それからほどなくして、都会的なR&Bテイストの楽曲と、岡山弁の歌詞という意表を突いた組み合わせのアルバム1曲目「何なんw」が大いに注目されて、メディアでもこの人の音楽を頻繁に聴くようになりましたが、この人の地に足が付いた音楽性と、ナチュラルな声の魅力の前には、アイディアとかは些細な事で、やはりアルバム全編を聴いて、その上質なソウル・フィーリングにずっと浸っていたい。そんな風に思います。


HELP EVER HURT NEVER(初回盤)(2CD)

【収録曲】
(Disc-1)
1.何なんw
2.もうええわ
3.優しさ
4.キリがないから
5.罪の香り
6.調子のっちゃって
7.特にない
8.死ぬのがいいわ
9.風よ
10.さよならべいべ
11.帰ろう

(Disc-2)
1.Close To You
2.Shape Of You
3.Back Stabbers
4.Alfie
5.Be Alright
6.Beat It
7.Don’t Let Me Be Misunderstood
8.My Eyes Adored You
9.Shake It Off
10.Stronger Than Me
11.Time After Time

普通アルバムといえばシングル・ヒットした曲の存在感が際立っていて、他の曲はまぁいい感じみたいなのがいくつかあって・・・というものもあると思っていたんですが、このアルバムはやっぱり何度聴いてもどの曲も軒並みクオリティが素晴らしいです。しかも全曲インパクトが凄いとか、テンションが落ちないとか、そういうのとは少し違って、何というかどの曲もポップスとしての完成度の高さを下支えしているのが、変わらない自然なテンションと、盛り上げ過ぎないグルーヴの心地良さ。

自然と体が動いて、曲が終わると当たり前に「今のカッコ良かったね〜」と心の声を引き出してくれます。アレンジも様々な楽器の音やエフェクトをこれでもかと詰め込む最近の音作りとは真逆の、至る所に心地良い隙間があって聴く方の耳を疲れさせません。

あと、初回盤には2枚目にカヴァー曲が入っていて、これが彼の声とピアノの良さを、本編とはまた違った形で楽しませてくれる素晴らしい内容です。収録曲は上にも書きましたが、オリジナルを歌ったアーティスト名も表記しておきますので、藤井風カッコイイなと思った方はこれら洋楽のアーティスト達もチェックしてもらえたらと思います。


1.Close To You(カーペンターズ)
2.Shape Of You(エド・シーラン)
3.Back Stabbers(オージェイズ)
4.Alfie(ヴァネッサ・ウィリアムス)
5.Be Alright(アリアナ・グランテ)
6.Beat It(マイケル・ジャクソン)
7.Don’t Let Me Be Misunderstood(アニマルズ)
8.My Eyes Adored You(フランキー・ヴァリ)
9.Shake It Off(テイラー・スウィフト)
10.Stronger Than Me(エイミー・ワインハウス)
11.Time After Time(チェット・ベイカー)*ジャズ・スタンダード


アレンジのシンプルなカッコ良さもあってか、アタシはてっきり昔のソウルやR&Bのカヴァーばかりだと思ったのですが、2000年代以降の曲が多かった事にびっくりしました。こうやって自分が知らない音楽の素晴らしさを教えてくれるアルバムに新しく出会えてとても嬉しく思います。







『音のソムリエ 高良俊礼の音楽コラム』

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2019年10月20日

Fukai Nana can i love you?

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Fukai Nana/can i love you?
(Kerosene Records)

アタシが音楽というものを自発的に聴くようになった頃、メディアといえばテレビとラジオと雑誌ぐらいしかなくて、でも、ちょいとチャンネルを合わせると、ワクワクするような「知らない音楽」と沢山出会う事が出来ました。

特にテレビは夕方にも夜にも深夜にも音楽番組があって、昼と夜に流行を追っかけて、深夜に他人が知らない珍しいバンドの情報を仕入れては、そのバンドの記事が載ってる音楽雑誌に赤線引いたりして、まぁ楽しかったんです。

今はメディアの在り方もすっかり変わって、テレビや雑誌での情報収集は本当に難しくなりました。

反対に、ネットを通しての情報収集や発信のスピードは、もう昔とは全然違って、誰がどこに居ても最新のバンドの演奏から、古い時代のマイナーな音楽にまで、簡単に触れる事が出来るし、または自宅で作った音楽のようなものにでも、一人で本格的に凝ったアレンジを付けて世界中に発信することも可能になってきました。



そう「で」なんですよ。

Youtubeとか、その他配信で10代とか20代とかの若いバンドの人や個人の演奏なんかを見ていると、10年前とかより「おおお!!すげぇ!!」と思う演奏が、今凄く増えてる感じがするんです。

音楽やる人って、多分「とにかくたくさんの人に共感してもらえるようなものを作りたい」って人と「評価より何より、自分の表現意欲を満たしたい」って人とが居ると思うんですけど、この10年でCDが売れなくなったとかミリオンが出なくなったとか(えぇ、アタシも店舗のCD屋は閉じました)、何かとネガティヴに音楽事情が語られるようにはなったんですが、いやちょっと待て「音楽が思ったようにカネにならない」という事が、逆に「表現を極めたい」という人達のサウンドをジワジワと表に出してるような環境が出来てきてるんじゃね?と、何となくですがアタシゃ最近思うようになってきてるんです。


これはついこないだの話ですが、身内から「このバンドいいよ」と聴かせてもらったバンドで『Fukai Nana』というバンドがありました。

ディスクユニオン・インディーズのレーベルからリリースしたデビューEP『can i love you?』というアルバム。「ほぉぉ〜」と思ったのですが、ジャケットからは、果たしてどんな音を出すバンドなのか、良い意味で想像も尽きません。で、インディーズらしくスリムな紙ジャケにCDが入っていたので、何故だかアタシは「こりゃいいぞ」と思って早速音だけを聴いたのですが、いや、これは色んな意味で予想と違って期待通りの「今の時代のロック」もっと言えば、音楽が本当に好きで楽器初めてバンドやって、で、自分達が「これはいいぞ」と思った音楽のエッセンス、そのピュアな部分へのリスペクトが、演奏の内側にある個人としてのヒリヒリとした感情と美しく絡み合って、そして切なく煌めいている。

ここまで書いてて、ちょっと詩的な表現になり過ぎてる?このレビュー。と思ったのですが、や、このままいきましょう。Fukai Nanaのサウンドは、嘘偽りなく聴く人をそういう詩的な気分にさせてくれるし、これから聴いてみようかなという人にこそ、演奏の細かい部分より先に、詩的な狂おしさとか切なさとか、そっちに触れて欲しいとアタシはストレートに思ったんです。





can i love you?

【収録曲】
1.飛び込む
2.愛ができない
3.Intro
4.春物語
5.Stelle Cadenti


あらかじめ、メンバーがどういった人達で、何歳ぐらいで・・・というのは訊いて知ってはいたのですが、いや、音を聴いて本当に驚きました。

楽曲のスタイルは一言でいえばオルタナティヴとか、ポスト・ロックとか、そういう区分で語られるようなものでしょう。プラス00年代以降例えば日本やヨーロッパのインディーズ・シーンで一大勢力となっていた、音響系と言われていたバンド達のような、独特の”ゆらぎ”のある空間感覚を持つ、切ないリフと儚いギター・ノイズ。

個人的には、アタシが18,19の頃、バンド仲間達とパンクがどーのグランジがどーの言ってた時、オルタナよく分からなかった私に、友達がアパートの部屋で、やっすいラジカセで聴かせてくれたソニック・ユースやピクシーズ、ダイナソーJr.なんかを聴かせてもらいながらワクワクしてたあの感じが、Fukai Nana聴いてると胸の奥からリアルに蘇ってきます。

そう「え?この人達ほんとに20代前半の人達なの??」と、びっくりするぐらい、彼らのサウンドは90年代の、良質なインディーズバンドが次から次へと未知の素晴らしいサウンドをひっさげてアタシらクソガキの耳を刺激しつづけてくれていたあの時代のサウンドに限りなく近い。

インディーだろうが宅録だろうが、今の時代やたら鮮明で刺激が強くて綺麗に粒の揃った音は、いくらでも加工して作れるんです。

でも、彼らのサウンドは敢えてくぐもった音の塊が、中心に”ギュッ”と集まった音。粗いままに放たれるリフやアルペジオが、そのくぐもった音の塊の一部となって、時にそれを突き破り、時にそれをすり抜けて耳に届く時、言葉に出来ない部分のヒリヒリした感情もサウンドに乗っかっていて、心は気持ち良く掻き乱されます。

あぁ、何か最後まで抽象的な詩的レビューになっちゃいましたが、音楽ですもんね、たまにはいいでしょう。

ひとつだけ、これだけ「90年代インディーズ」を感じさせるサウンドなんですが、全然「懐かしいな」だけに収まらなくて、今の最先端な音楽の感じが凄くします。というよりも、今の時代の主流である、ハッキリクッキリした厚いバンド・サウンドから無駄なものをどんどん削っていった音が、多分たまたまこういうサウンドになったと思います。しかしその”たまたま”をここまでしっかりとした形に出来るのって、相当に音に対する真摯な探究心がないと出来ませんし、色んな音楽を知って「どう響かせれば気持ちいい」(サウンドだけじゃなくて、メジャーとマイナーが美しく混ざり合うメロディーとリズムの進行も)というヴィジョンがしっかりと定まってないと出来ません。

色々と感覚で書いてしまいましたが、とにかくアルバムを通して聴いて、ラストのギター・ノイズが「キキキ...」と切なく虚空に響くまでを心に刻んでみてください。















『音のソムリエ 高良俊礼の音楽コラム』

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2019年01月24日

The 5.6.7.8's Bomb The Twist

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The 5.6.7.8's Bomb The Twist
(Time Bomb)

さて皆さん、今日も皆さん大好きな日本のガールズ・ガレージ・バンドです。

そこで皆さん、前回ご紹介したルルーズ・マーブルは、これはもうアタシがまずもって度肝を抜かれるぐらいに衝撃を受けたバンドでありますが、今日は「ガレージ」としてもっと皆さんにとっても親しみやすいというか、安定したカッコ良さで世界的人気を誇るThe 5.6.7.8'sです。

バンド名がどう読むか分からず、アタシなんかはもう強引にずっと「ごーろくしちはちズ」ってまんまな読み方をしておりましたが(大体SMAM69も”しゃむろくじゅうきゅー”って呼んでたし、MC5も”えむしーご”って読んでた程度にはアタシは数字が苦手です)、正式な読み方は『ザ・ファイブ・シックス・セブン・エイツ』であります。

でも、日本では「ごろっぱち」と呼ばれているということを最近知ったので、アタシも簡単な方に便乗して「ごろっぱちズ」と呼ばせてもらっております。ええ。

The 5.6.7.8'sといえば、バンドブーム全盛の1986年デビューの大ベテランで、あのホワイト・ストライプスやジョン・スペンサーも熱烈なラヴ・コールを送る程の実力派。極め付けは型破りな映画監督として知られるクエンティン・タランティーノが日本に来た時入った店でかかってた彼女達の曲を聴いて「素晴らしい!オレの映画に出て欲しい!!」とすっかり興奮し、後に代表作となる『キル・ビル』に、ほとんどプロモばりの長い演奏シーンでの出演を頼み込み、実際に一番の見せ所となる大決闘シーンの導入部で、思いっきりステージで演奏してるシーンが5分ぐらいという、素晴らしい起用でありましたが、これがきっかけとなって海外で大ブレイク。今や「日本を代表するガールズバンド」としてライヴやフェスに引っ張りだこなぐらいの超人気バンドなのであります。

ガレージロックといえば、前回の記事でもご紹介したように、元々はアメリカの練習場所のない少年達が、自宅ガレージでエレキギターをただもうデカい音を轟かせていたのが始まりになっておりまして、そういう意味で粗削りなロックの代名詞となっている部分もあるんですが、The 5.6.7.8'sは演奏が非常に上手く、いかにも50年代や60年代といったヴィンテージな音作りを極め、かつ人工的な歪みに頼っておりません。

音の質感は実に気持ちの良い”テケテケ”のあの感じなんですが、演奏そのものの迫力や音そのもののバシィン!と迫る芯のある強さは大変なものです。これは機材や録音云々ではなく、長年のライヴの現場で実力として培われてきたものです。

さて、当初からその「女だてらにガレージロックをやる個性的なバンド」として知る人ぞ知る存在で、アメリカやイギリスやオーストラリアなど海外のイベントには積極的に参加して演奏していた彼女達の活動が日本でも脚光を浴びるようになったのが1990年代も半ばになって、日本でもガレージロックというものがようやくちゃんと聴かれるようになってからのことであります。

はい、実はアタシも彼女達の事を知ったのが、1996か7年頃、雑誌のレビューコーナーをチェックしてる時の事でした。


当時の流行といえばメロコアやスカコアなど、どちらかといえばカラッと能天気でメロディックな、それこそTシャツに短パンにスポーツシューズみたいなのが”パンク”として語られておりまして、その頃のアタシといえば「何だよぅ、爽やかなのなんてパンクじゃないもん」と、何故か意地になってまして、あえて、そう、あえてそういうスポーティーな感じのしないバンドの写真とかジャケットとかを見て聴きたいものをチョイスしていた時期にガレージという言葉も知ったんです。

で、The 5.6.7.8'sといえば、とにかく名前のインパクトと「女だてらにガレージか」という、一種の物珍しさから興味を持つに至ったと記憶してます。



Bomb the Twist

【収録曲】
1.Bomb the Twist
2.Jane in the Jungle
3.Three Coolchicks
4.Guitar Date
5.Woo Hoo
6.Dream Boy


その時リリースされていたのが『Bomb The Twist』。

見てくださいこのジャケット、本当にもう昭和の時代からタイムスリップしてきたようなイカした真っ赤なドレスのお姉さん達、カッコイイですよねぇ。

歌詞はほぼ英語、サウンドもギターヴォーカル、ベース、ドラムスですごくシンプルでかつ渋いトーンで実に60年代のあのアナログな感じがするんですが、音の強さや迫力という面では、その頃の似たようなヴィンテージ志向のバンドとは明らかに一線を画すリアルなものでした。

単純に「あの頃の音を再現してる」って感じじゃないんですよ、心の奥底から表現したいことをギターとベースとドラムを使って「ジャーン!」とやったことが聴く人の耳に真っ直ぐ飛んできて心を揺さぶる音。「誰々風」「何々風」とかいう言葉なんぞ、そのゴキゲンなロックンロール、彼女達のキュートで強靭なサウンドの前にはどーでもいいぐらいのカケラにまで砕けてしまう。

実際その頃はロックのギターサウンドもガンガンに進化して、単純に歪みひとつ取っても80年代とは比べ物にならないぐらいの音圧と効果が、アンプやエフェクターのツマミひとつの操作で簡単に出来た時代ですが、エフェクトをガンガンに使ったハードコアの音よりも、エフェクターとか音の厚みが出る最新の機材なんて恐らく使ってなかったであろう彼女達のサウンドの方が、真ん中に音がギュッと詰まったような迫力を感じました。

そう、すごく単純な話なんですが「いい音楽はそれこそ年代もスタイルも関係ない、演奏している人の気持ちと力量が音を鳴らす」ということです。実際このアルバムも6曲入りのミニアルバムなんですが、もう1曲目のノリノリを聴いた瞬間にそんなことどーでもよくなります。ほんと、何回繰り返し聴いたかわかりません。あんまり聴き過ぎて、人に貸したら結局返って来なくなっちゃったというオチが付きますが、まぁそれは借りた本人が「すっごい良かったよ!」と言うのを聞けたから良しとします。

ほいでもってThe 5.6.7.8.sは今も現役のバリバリであります。

去年アタシのバンド練習の時、つい最近のパンク/ガレージのイベントのDVDを観てたら、全っ然変わらないどころか何か底力がパワーアップしている感じのすげー演奏で盛り上げてました。いやほんとカッコイイ。




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2019年01月20日

ルルーズ・マーブル ラヴ・ロック

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ルルーズ・マーブル/ラヴ・ロック
(アルファ/VIVID SOUND)

パンクロックをさかのぼっていくと、その源流を60年代の”ガレージロック”と呼ばれる音楽に求める事が出来ます。

ガレージとは何かといえば、ビートルズの大ブレイクに感化された、主にアメリカの少年達が「ロックバンドかっけぇ!オレらもあんなんやるべ、女にモテるべ」と、ドラム買ってエレキギター持って始めたバンドがその頃いっぱいあって、でもいきなりスタジオとかは入れないから、とりあえず自分達の家で練習するんですが、そんなやかましいお前らは家ん中でやるなとご両親に怒られて、じゃあどこでやりゃいいんだと言えば「車のガレージでもやってろこのすっとこどっこい!」と言われ、そういえばそうだなとガレージで遠慮なくでっかい音でやったのがその語源と言われております。

大体ですね、エレキギターを弾く理由なんてのは8割がたストレス解消です。

これはアタシの経験から言いますが、まだロクに弾けもしないのに一生懸命覚えた2つとか3つとか覚えたコードをアンプに繋いでガコーンって鳴らせば、何かもう自分はスターになったような気分になってこれが大変に気持ちが良い。

いつの時代もそんな感じだったんでしょう。ほいでもって60年代から70年代初頭ぐらいまで、多くのガレージバンドがあちこちで生まれ、小さなレコード会社からシングルを出しては消えて行きました。

ガレージロックの素晴らしい所は、何と言ってもそのシンプルな3コードのロックンロールと、調性なんかとりあえず無視の、衝動の赴くままに歪まされた”行き過ぎ””やり過ぎ”の粗削りなサウンドにあります。

強烈なファズギターに何だかボワボワしたベース、バシャバシャとりあえずやかましいドラム。もちろんこれはひとつの典型ではありますが、割と大人しいトーンでポップな演奏をやっていても、どこか音質や音響的に不安定で、やぶれかぶれで突っ走ってるようなあやうさがガレージ

ロックにはあって、それがいわゆる”メジャーなロック”にはない、ならではの味わいだったりする訳です。

70年代は世界的なパンクロックムーヴメントの影響もあり、一時期は下火になったガレージも再評価されました。

んで、その後ちょっと勢いが衰えたとか、80年代は忘れ去られたとか言われておったりしましたが、実は70年代も80年代も90年代も「郊外に住んでるアマチュアバンドはガレージで練習する」という環境は変わらんかったし、ガレージロックというのはインディーズではずっと何かしら新しいバンドも出て来て、ライヴでもそこそこ盛り上がって、その火が完全に消えることはなかったんですね。

そりゃあそのはずです。だってガレージロックには、ロックに必要なシンプルな3コードとみんなが大好きな粗削りな衝動がありのままの形で詰まってる。もっと単純に、ギターを持ったらあんまり弾けなくても何かやりたくなる音楽だし、やれそうでもある、実際やってみたら何か出来てしまうんですから。

はい、そんな訳でアタシはガレージロックというのは、いつまでも廃れることのないロックの原点であり、良心であると思っております。


で、そんなガレージロック、日本でリバイバルの人気が盛り上がったのが1990年代であります。

ニルヴァーナのカート・コバーンがガールズ・バンドの少年ナイフを「最高にクールだぜ」と絶賛し、ギターウルフが地道なライヴ活動の結果海外でまず人気を獲得し、一方では日本でいわゆる”渋谷系”とはまた別の流れから「60年代っていいよね」と見直す動きがあって、国内のライヴハウスでもカッコいいバンドが多く活躍の場を拡げ、またメジャーインディーズ両方からCDをリリースするバンドが結構いて、MAD3とかデキシー・ド・ザエモンズとか、キングブラザーズとか、もうアタシなんかもワクワクでリリースを追っかけたバンド、結構いました。

その中でも異彩を放っていたのがガールズバンドです。

少年ナイフはもちろん、THE 5'6'7'8'Sとか、ママギタァとか、曲はポップだけど演奏はバリバリ気合い入ってて、とにかくこの頃の”ガールズ・ガレージ”といえば演奏もガレージならではのチープさとワイルドさが混在するあの独特の音作りが実に上手いバンドだらけで、驚いたり感動したりで、アタシは非常に忙しかったんですが、その中で特にぶっ飛んだバンドというのが、今日ご紹介するルルーズ・マーブルであります。

97年か98年頃、池袋のサンシャイン近くの、アニメショップとかアダルトショップとか一緒に入ってる古い雑居ビルの3階にあるレコード屋さんが、パンク/ガレージ系が充実したお店だったので、そこはちょくちょく行っては敢えて聴いたことのないようなインディーズの中古CDやレコードを漁っていたんですが、そこでたまたま見付けたのがこの人達のファースト・アルバムでした。

ジャケットはいかにも60年代っぽいポップなフォントと色調のやつで、そこに60年代っぽい恰好をしたお姉さん達が写ってる。

ほうほう、ガールズ・ガレージかね、なんか良さそうと思ってそのお姉さん達の顔を見たら

目付きが悪い、しかも尋常じゃなく悪いんですよ。

それでも「これは期待できるんじゃないか」ぐらいの、まぁ半分ぐらいナメた気持ちで気軽に購入したんですが、出て来たサウンドはファズ全開の割れまくりギター、物凄くラウドでゴリゴリのベースにバシャバシャドスドスのドラム、「ぎゅわ〜んぎゅわ〜ん」と無秩序に鳴り響く狂ってるオルガン。

そのサウンドだけで「はい、すいませんでした」と軽い気持ちで購入したことを謝りたいぐらいの迫力と衝撃だったんですが、本当に凄いのは「キュート?ポップ?バカ言ってんじゃねぇよ」と言わんばかりにがなる、がなる、がなりまくるヴォーカル!

やってる曲はGSとか昔のロックのカヴァーでした、曲調はほとんどいじってなくて結構ポップなはずなんですが、もう声と音だけで何もかも凌駕して有り余るほどの凄まじさで、その凄まじさはといえば、それまでパンクからメタルからオルタナからグランジから、そこそこロックというものを聴いてきて、何か生意気に知った気になっていたアタシの価値観というか「ガレージってこんなだろ?」という思いあがった知識を心地良く粉砕してくれるぐらいのものでありました。


ラヴ・ロック
【収録曲】
1.アイ・フィール・オールライト
2.ロードランナー
3.スターニン・ブレッド
4.ヘイ・ダーリン
5.リズム天国
6.キャンディ
7.マイ・ボーイ・フレンズ・ギター
8.月よお願い
9.ラヴ・ロック
10.ウイッチ
11.ジャック・ザ・リッパー
12.ハンキー・パンキー
13.リズム天国(オルタネート・ミックス)
14.月よお願い(オルタネート・ミックス)
15.アイ・フィール・オールライト(オルタネート・ミックス)
16.ハンキー・パンキー(コンプリート・ヴァージョン)


本当にその時の”ルルーズ・マーブル体験”って衝撃で、しばらく他の日本のロックは聴けないぐらいのもので、これはもう間違いなく日本のガールズ・ロックを代表するバンドになるし、海外でも凄く活躍するんじゃないかと思ってました。

しかし、99年にヴォーカルのAKKOがバイク事故で急死。バンドは解散。

その後”LULU”という名で復活はしましたが、やはりAKKOの向こう見ずでドスの効きまくったヴォーカルは、他に類を見ない天才的なものだったし、衝撃という意味でルルーズ・マーブルのインパクトが霞むぐらいのバンドの演奏には、未だに出会っておりません。

「ロックは衝動が全て」という言葉がありまして、でもこの言葉はあんまり簡単には使いたくない、そう思いながらもルルーズ・マーブルのような、たとえばガレージっていうカテゴリすらもガンガンにやっかましいサウンドとがなりまくったヴォーカルでぶっ壊してしまうバンドには、もう惜しみなく使いたいと思います。

ファースト・アルバムは現在入手困難ですので、オススメとして2019年現在まだ比較的入手しやすいサード・アルバムを。








『音のソムリエ 高良俊礼の音楽コラム』

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2018年07月08日

トキノマキナ メカノフォリア

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トキノマキナ/MECHANOPHILIA
(時野機械工業)


今更言うまでもないことですが、このブログは皆様に音楽をご紹介するブログです。

記事を書いてツイッターやフェイスブックにリンクをえいやと貼ってつぶやけば「いいねぇ」「これカッコイイよね」と、お蔭様で多くの音楽好きの方々から反響を頂きます。

いいですねぇ、嬉しいですねぇ。

はい、ほぼ更新すると何らかの有難いリアクションがありますので、夏バテしながらも何とか続けております。

皆さんからの反響の中で一番嬉しいのが

「これは知らなかった」

「聴いてみたくなった」

という反応ですね。


そう、音楽への感動というのは、知らない素敵な音に初めて触れた時の感動、コレがデカい。

アタシももういいトシでありますので、若い頃からむさぼるように色々な音楽を聴いてきました。

人はこれを知識と言うのかも知れませんが、いやいや、アタシは欲深いので、常に「もっともっとカッコイイ音楽、素敵な音楽があるはずだ!」と、毎日格闘&葛藤です。

読者の方から「これ聴いてみたい!」という言葉を頂けば、アタシはその言葉を発した方の気持ちになって「こういう風に未知の音楽と出会いたい」となるのです。

そこへいくとインターネットというものはやはり便利です。

「あ、ちょっと気になるなぁ」

という音楽のことを誰かがつぶやいてたら、それを覚えておいてすぐ検索をかけると音源が聴けたりしてしまいます。

で「これ好きぃ!」となったやつに関してはやっぱりCDでも何でもいいから、自分だけの音源をいつでも聴けるように手元に置いておきたい。

で、今日ご紹介する音楽はトキノマキナです。

このグループは、現在大阪を拠点に活動する、エレクトロニカ・ユニットですね。

知るきっかけとなったのはツイッターで、フォロワーさんがライヴの告知をリツイートしてたからなんですけど、そもそものきっかけは「音」じゃなくて「名前」だったんです。

「東大阪にある有限会社時野機械工業が開発したアンドロイドと、それを整備する社員(係長)による音楽ユニットとして結成されたトキノマキナ。メンバーは、アンドロイドの野中比喩(ヴォーカルと電子楽器)と、技術課整備係の岡係長(トラック制作)」

ヴォーカルの方の名前が”比喩”(!!)

ちょっとここで、アタシの中の音楽の人の脳とは別の部分の、ことばの人としての脳がピピピーンと反応しましてですね、えぇ、もう何て素敵な名前なんだろうと思い、もう一気に気になってしまったんです。

調べてみたら、この野中比喩さん、元々アイドルとして活動をはじめ、特殊メイクアーティスト、ヴォーカリスト、ノイズアーティスト、コスプレイヤーなどなど、様々な活動をこなす本当の意味でのアーティストと言っていいぐらいの人。

こういう人の音楽は、きっとカッコイイに違いないと思ってトキノマキナ聴いたら、コレが「期待通り」と「予想外」2つのカッコ良さにヤラレる素晴らしい音楽だったんです。


テクノやエレクトロニカというと、どちらかというと爆音でドッコンドッコンな重低音リズムとキラキラした刺さるような上モノが飛び交うダンスミュージックを想像する人も多いかと思いますし、実際アタシもそう思いがちなんですが、トキノマキナのトラックは、総じて電子音に繊細な感情があるかのようにヒリヒリしていて、そのヒリヒリした部分が心の何かこう弱ってるところにも優しく浸透していくような優しい悲哀があり、その音と完全に融合している野中比喩さんのウィスパーヴォイスも本当に染みるんです。




MECHANOPHILIA

【収録曲】
1.A-LIFE
2.LOOP
3.MODE SLEEP
4.NEURONOGRAM
5.RE-PLAY
6.reboot
7.SLAVE-世界が軋む音-
8.TRONSCAPE
9.yuria TYPE-D


アルバム『MECHANOPHILIA』は、2018年リリース、トキノマキナ初となる全国流通CDです。


内容は確かにエレクトロニカと呼べる、全編淀みなき電子音で綿密に構成されたトラックで演奏されておりますが、曲調の多彩さ、ギュッと中身が詰まった、ストーリー性のある歌詞もろもろ含めて「作品」と呼ぶに相応しい(つまり飽きない)CDです。

すごくすごく個人的にそのまんま感じたことを書きますと、エレクトロニカ、つまり電子楽器やサンプリング等の機材を使って製作した音楽というのは1970年代のジャーマン・クラウト・ロックから始まって、そこからアメリカに行ってディスコ文化と融合して、ダンスミュージックとしてのテクノが生まれ、そこから「如何に最先端であるか」というのが、この音楽の命題のようなものだったと思うんです。

で、21世紀になってパソコンで生演奏のような音楽まで全部作れるようになり、極め付けはヴォーカロイドの登場で、ある種の高みを極めた状態になり、さてこれから「人間が作って人間が演奏するエレクトロニカってどうなるんだろう?」と思ってたことの回答みたいなサウンドが、トキノマキナの、この”電子”の質感を最大限に活かしながら、切なかったり優しかったり、そしてどこか懐かしかったりする人間らしい感情をみっしり詰め込んだ音楽だと、アタシはしみじみ感じながら聴いております。

アタシの好きな曲で『SLAVE-世界が軋む音-』という曲がありまして、ビートはドラムンベースっぽく、そしてヴォーカルはエフェクトがかかり、クールな質感がとてもイカシてるんですが、これよく聴くと非常に美しい3拍子で、たとえばアコギ一本でやったら、アイルランドとかその辺の民謡みたいになるんじゃないでしょうか。

何が言いたいのか自分でもよく分かっておりませんが、そんな感じでトキノマキナの音楽って、今の最先端だけど、本質的に”記憶”の深いところに響く、それは聴く人個人のっていうより、もっと気の遠くなるような遺伝子レベルの・・・とか、あぁまた聴きながら一人で色々と心を遠くに飛ばしてエライことになってますが、ほら皆さん、ゲーム音楽とか聴いて「あ、これは何か懐かしい感情が湧いてくる曲だ」ってのありませんか?アレのああいう感じです、ぜひとも聴いて確認してみてください。

そして、今ドキわざわざCDで入手して聴いて欲しいというのには、曲とか内容とかだけじゃない、もうひとつの電子音楽ならではの大きなオマケが付いてるからなんです。

あのですね、このCDには

『ヘッドフォンで聴くと音楽が3D化されるように聞こえる、世界初の画期的な試み』

が、成されてるんです。

これは、トラック制作の岡係長という人が実は凄い人で、アーティスト音源だけでなく、アミューズメントパークの音楽なども実は手掛けている人で、つまり音楽の”効果”のスペシャリストなんです。

で、トキノマキナのアルバムの音響で、まるで映画やアトラクションみたいに、音が「動いてる」ように聞こえる仕組みを施そうとして、施したんですね。

アタシもいい加減機械音痴なんで、こんなヘタクソな説明でアレなんですが、そんな機会音痴のアタシがこんなにしどろもどろになりながら説明してるってことは、それだけにこの音響効果が実際凄いということを言いたいからなんです。

まず、音響効果で最も基本的なものといえばモノラルとステレオですね。モノラルというには録音の最も原始的な形態で、ひとつのスピーカーから音がまとまってズンと聞こえてくるやつです。

これに対してもっと臨場感とか出そうぜって開発されたのがステレオ。

2つのスピーカーからそれぞれ別々に楽器が聞こえるような録音調整が可能になり、これで得られるようになったのが”奥行き”と”拡がり”です。

で、今回は更にそのステレオを細かくして、音が拡がったり空間に奥行きが出来たりとかだけじゃない、ひとつひとつの音が分離したり融合したり、低い音だけが中心で力強く鳴って、上を飛ぶ高音域が頭の周りをヒュンヒュン飛び回ってたりするかと思えば、ヴォーカルが更にその前にフッと出てきて、本当に隣の耳元でささやいているかと思えばふわぁ〜っと空間に拡散して、飛び回ってる音と集合したりする・・・。

最初にアルバムの宣伝でこういう効果についての説明を読んでも

@「どうせお前、高級ヘッドフォンとかじゃないと大して違わないんじゃないのぉ?」

とか

A「3Dってアレだろ?映画のDVDとかみたいな、車酔いしそうな音響効果だろ?うぅ〜んどうかなぁ」

とか思ってたんですが、まず@については、我が家の安物ミニコンポと安物イヤホンとヘッドホンという組み合わせでもフツーに音響効果バリバリです。

で、それがどんな効果だったんだということがAなんですが、いわゆる”臨場感”だけを追求したような、妙に脳にダイレクトすぎる3Dとは、まず別物だと思ってください。


音はキッチリ分離して、まるで聴いているこっちが音空間の一部になってるような、凄い感覚になりますが、それがリアル過ぎてキツいとか、三半規管が疲れるといったことは全くないです。

よくよく聴いたら分離する音は細かく分かれてるんですが、それ以外のわざわざ分けなくてもいい音はしっかりと中心に残してあって、脳が「どの音を追えばいいか分からない」というパニックを起こさないんです。つまり何でもかんでもリアリティな音作りじゃなくて、しっかりと「聴く人がどれだけ感情移入出来て快適な音か」というところまでちゃんと考えて作られている。

トキノマキナのこのアルバム、色んな意味で音楽の革命じゃないかとアタシは心底思っています。

いつか音楽も3Dが当たり前になった時に、このアルバムの価値はきっと高く評価されるとは思いますが、それ以前にこのアルバムに収録されている音楽は、簡単に消費されてなくならない、しっかりとした音楽です。





『音のソムリエ 高良俊礼の音楽コラム』

サウンズパル店主高良俊礼の個人ブログ
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posted by サウンズパル at 21:36| Comment(0) | 日本のロック・ポップス・その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする